時事通信社の配信記事――
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民主・小沢氏、仏教界トップと会談=参院選へ関係強化狙い 民主党の小沢一郎幹事長は10日午前、
和歌山県高野町の寺院「金剛峯寺」を訪れ、
全日本仏教会(全仏)会長の松長有慶・高野山真言宗管長と会談した。
来年夏の参院選に向けた地方行脚の第一弾で、
これまで民主党と関係が薄かった仏教界の支援を取り付けるのが狙い。
全仏は、国内の伝統仏教の宗派を束ねる財団法人。
関係者によると、
かつては自民党色が強かったが、
同党が公明党と連立を組んで以降は、
自民党と距離を置く宗派が増えている。
小沢氏は
「政治家も日本人としての心構えができていないと政治はやれない。
ぜひお話をうかがう機会を得たい」
と、民主党内での講話を要請。
松長氏は「ぜひお伺いしたい」と応じた。
小沢氏は「選挙運動に来たわけではない」として、
参院選には直接触れなかった。
ただ、会談後は記者団に
「結果として(民主党への協力を)お考えいただくことがあればいいことだ」
と語り、期待感を示した。
(2009/11/10-13:19)
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see⇒
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009111000289読売新聞記事――
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「キリスト教は排他的」民主・小沢氏、仏教会会長に 民主党の小沢幹事長は10日、
和歌山県高野町の高野山・金剛峯寺を訪ね、
102の宗教団体が加盟する「全日本仏教会」会長の
松長有慶・高野山真言宗管長と会談した。
小沢氏は会談後、記者団に、会談でのやりとりについて、
「キリスト教もイスラム教も排他的だ。
排他的なキリスト教を背景とした文明は、
欧米社会の行き詰まっている姿そのものだ。
その点、仏教はあらゆるものを受け入れ、
みんな仏になれるという度量の大きい宗教だ」
などと述べたことを明らかにした。
さらに、小沢氏は記者団に、
「キリスト教文明は非常に排他的で、独善的な宗教だと私は思っている」
とも語った。
小沢氏の発言は、仏教を称賛することで、
政治的には「中立」ながら自民党と古くからつながりのある全日本仏教会に
民主党との関係強化を求める狙いがあったものと見られる。
しかし、キリスト教やイスラム教に対する強い批判は、
今後、波紋を広げる可能性もある。
小沢氏の訪問は、
来年夏の参院選に向けた地方行脚の第1弾という位置付けで行われた。
(2009年11月10日23時33分 読売新聞)
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see⇒
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091110-OYT1T01243.htm毎日新聞記事――
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小沢幹事長:高野山訪問 松長管長と会談〔写真caption〕全日本仏教会会長を務める高野山真言宗の松長有慶管長(左)と会談する民主党の小沢一郎幹事長(右)=和歌山県高野町で 2009年11月10日午前9時59分、渡辺創撮影 民主党の小沢一郎幹事長は10日、
和歌山県高野町の高野山真言宗総本山「金剛峯寺」を訪れ、
全日本仏教会会長でもある松長有慶管長と会談した。
同会は07年参院選で20人(自民10、民主8、国民新2)を推薦しており、
来夏の参院選に向けた「地方行脚の一環」とも見られているが、
小沢氏は「選挙運動に来たわけではない」と否定し、
誠心など「日本人の心」の回復の重要性を訴えていた。
小沢氏は会談で、欧米文化の背景にあるキリスト教を
「排他的」と述べ、仏教を「心の広い、度量の大きな宗教であり、哲学だ」
と語った。
「日本人の心を取り戻さなければ、本当の意味の政治はできない」
とも伝えたといい、記者団から選挙協力についての質問が飛ぶと
「そういう現実の政治レベルの話ではない」
と不愉快そうだった。【渡辺創】
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see⇒
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091111k0000m010072000c.html ↓全仏(ぜんぶつ)の機関誌サイト↓