ぷ~た資料47:国立歴史民俗博物館研究報告第132集
もののblogに拠ると、
【日本で最も構成員数の多い巨大な組織でありながら、その実態が不可視である不思議な団体「PTA」を、国家の国民化政策推進装置として捉えた論文】
が載っているらしい。
40頁を超す論文で、タイトルは《国家の装置としてのPTA》。
2006年3月刊〈国立歴史民俗博物館研究報告第132集〉所収。
探して読んでみたくなった。
If you want to pronounce his name...
意味を度外視して音響だけだと「ろくでなしの舗装道路!」と和訳可能の英語になるような気がする。
昨日の記事で触れたイヴェントの映像記録を視聴した。
やはり愉快な気分になる。
なんでだろう?
(微笑)
昨日(080927Sa)、吉祥寺駅そばで開かれたイヴェントに行った。
18:10開場‐18:40開演と予告されていた会場に18:08ごろ到着。
既に長蛇の列で、その列が、大袈裟に書くと微動だにしない、というか前進する気配がない。
整列恐怖症(笑)の私はソク参加を断念し、喫煙エリアで一服しながら、
『この類いのイヴェントでダフ屋が出そうなほど盛況とは珍しい』
と思った。
昨日、公立小学校で起きた転落死亡事故の責任を巡る質疑応答(議員との)の中で、行政担当者らが、故人を追悼する意味で「御冥福を祈る」という言葉遣いをしていた。
私は特定の宗派活動をしないパーソナルな仏教学徒ゆえ、違和感を持った。
連休前の人事案騒動が連休明けに一件落着したらしい。
ぷ~た資料44:?!行政と連携を構築した自立組織!?
下記は、ある連合体ぷ~たサイトにあった「Q&A」の一部。「……」は中略を示す。
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Q:人件費負担が大きい各区事務局長体制は本当に必要か。
A:……区の行政や地域としっかりとした連携を構築しており、自立した組織として定着しております。……教育の現場を最も知っている方が事務局長であることは、保護者にとって、学校との連携を円滑にするうえで理想的であるといえます。……「お目付け役」的存在でもあります。……渉外全般にわたるスムーズな処理は、校長教頭経験者ならではのことであります。
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【学校の教育と安全 小学校の給食費に関して】をキーにGoogle検索したところ、何やら豪くスリリングなサイトに迷い込んだ。
ぷ~た資料43:教員は、親が議事に参加することは望んでいない?!
以下、夏木智《誰が教育を殺したか?》(日本評論社、2006)のpp.21-23にある連続四段落を抜粋紹介する(刊行時、著者は県立高校の数学教員)。
◆1◆
最近読んだインタヴュー記事で、キャリア30年以上の公立中学校教員が今昔の中学校について次のように述べていた。
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昔のことでよく覚えているのが、学級目標を決めるのに2ヶ月とかをかけて、クラスの中で徹底的に討議をしたことがありました。
なぜ学級目標が必要なのかまで考えながら、時間をかけて大変だったのですが、そういう時間が昔は可能でした。
今はクラスの中の討議などは、どこでもやっていません。
同じく職員会も、きちんと反対意見が出て、中身のある議論がされていました。
今は本質の議論ではなくて、そこはこうしたほうがいい、どうやったらうまくいくかというノウハウの議論にしかなりません。
本質的にこれは必要なのか、なぜこれをやるのかの議論になると皆黙ってしまいます。
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…本質的な議論ではなくノウハウの議論ばかりというのも、寂しいような頼りないような情けないような。
埼玉県教育振興基本計画検討会議の議事概要を読む03:心技体に加えて知というものがなかったらだめ。
うむ、賛成。
以下は、会議メンバー自己紹介コメント満載の第1回会議における御発言。
埼玉県教育振興基本計画検討会議の議事概要を読む02:満足度が感謝度にならないと親心は育たない?!
第3回の会議――2007(H19)年11月29日(木) 9:30~12:00――で、座長が、
「家庭教育の支援、学校・家庭・地域が一体となった教育の推進、こういったことにつきましてご意見をいただきたいと思います。どなたでも結構ですが、よろしくお願いします」
と促した。
すると、一人の委員が次のように言った(自称が「僕」ゆえ男性委員だろう)。
【知事 盗撮 PTA】でネット検索したところ、青年会議所(JC)のイヴェントで「PTAは解体する」と言った知事がいると判った。
GJ!(=good job!)
しかし、聞いていた青年らに、きちんと「JCは解体する」と聞こえたのだろうか。
この知事が【JC解体こそPTA解体に繋がる】と理解しているのなら、その理解は正しい。
ぷ~た論16:ビールくらい自分で注いでほしいんですけど。
私が執行部系プ~タ人だった頃、単位プ~タ系でも連合体プ~タ系でも何かと宴会があった。
メンバーは、他校の単位プ~タ会長&執行部やら、校長やら教育委員会やら、研修会講師の大学教授やらだった。
Japan government has been consistently lying!
このconsistentlyは「しつっこく」とか「頑迷に」と和訳したい。
とまれ、‘ガヴァメント’と‘ばかもん’はラップ詞を書くとき韻を踏めそうだ。
以下、ヘラルド‐朝日の社説。
第1文が【The government has been consistently lying to the people.】
再来年(2010)のことをあれこれ調べていたところ某サイトで嘆かわしい記事を見つけた。
↓の鍵語でリーチ可。
【残念なことに「PTA不要論」を唱える学校・教師や保護者が出現してきています】↓
ベネッセ系サイトcf.
http://www.fu-pta.net/ptakihon.html
ぷ~た資料42:ガッカチサンレン=学校・家庭・地域・産業の連携 /「人間力」?
こんな記事を内閣トップが辞意表明した晩に書くのも奇縁だが、5年前(2003/H15)の万愚節(エイプリルフール)から9日後に『こ~ゆ~ホ~コクショは4月1日に公表してほしいよな~』と思わせる報告書が内閣府から出されている(私は今ごろ知り、読んだ)。
――《人間力戦略研究会報告書》――
サブタイトルはこう。
――若者に夢と目標を抱かせ、意欲を高める ~信頼と連携の社会システム~――
ちなみに、この報告書が定義した人間力とはこうだ。
――社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力。――
私は、愚昧なものが嫌いなくせに愚昧なものを研究する癖がある。
ゆえに、つい軽く研究してしまった。
その結果、この報告書の趣旨は、どうやらこうだと理解した。
――日本では「人間力」が低下しているので強化しなくっちゃ…
そうしないと経済が活性化しないんだし…
でもってナンダカンダはともかくとして結論はこんな感じ…
【人間力強化のためには、学校と家庭と地域と産業、この4つの連携と協力が不可欠!】――
…愚昧な私が愚昧なものを愚昧に研究したゆえ‘愚昧の三重苦’なのだが、たぶん当たらずといえども遠からずだろう。
で、この報告書には幾つか‘「人間力」強化対策’が書かれていて、怖ろしいことにこんな【対策】まであった(報告書p.20冒頭)。
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▼対策2.学校・地域活動への積極的参加(短期)▼
保護者はPTA活動その他学校行事に積極的に参加し、学校と密接に連携して、納得できる教育を実現することが必要である。このため、学校やPTA等は、保護者との連携強化が可能となるように、例えば、平日夜間における学校・PTA会合の実施、土日における行事の実施等、連携のあり方を工夫することが必要である。
また、保護者自身の率先したボランティア等社会活動への参加により、子どもが社会性を身につけるための環境を整えることが望ましい。このため、ボランティア休暇の普及を図ることが必要である。
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埼玉県教育振興基本計画検討会議の議事概要を読む01:日本をリードする人がそんなにたくさんいては困る?!
昨年(2007)9月から【埼玉県教育振興基本計画検討会議】というのが開かれていて、これまでの会議録7回分が公開中である。
これが実に読ませる代物で――発言者の苗字が‘判じ物系’で独特の妙味あり(笑)――、例えば次のような発言が明記されている。
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◆1◆日本社会おしまいの条件
「やはり
人権というものを子供たちに教えるということになったら、
もう日本の社会はおしまいだと僕は思っています。
その人権ということ、人の優しさとか忍耐力ということを、
やはり幼児たちと接することによって
自然に心の中から出てくるというふうにしないと、
教えてできることというのは非常に限られていると思うのです。」
◆2◆子供よりも手のかかる夫の圧迫
「今 育児相談の現場で
子供に対する悩みよりも、夫に対する悩みというのが半分以上でございます。
子供よりも手のかかる夫ということが、かなり家庭教育を圧迫している
ということも1点だけ申し上げておきたいと思います。」
◆3◆リードされる人の人間性を高めることが非常に大事
「私は日本をリードする人がそんなにたくさんいては困ると思うのです。
全員がリードするわけにいきませんから。
それよりも、リードされる人、引っ張られていく人の人間性を
高めることが非常に大事だと思います。
それは、やっぱり優しさだとか思いやりだとか礼儀正しさだとか、
もっと簡単に言えばあいさつがきちんとできるとか返事ができるとか、
そういうことですから、
その辺のところもしっかりやっていく必要があると思います。」
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私は、1と3を、2が説くところの【子供よりも手のかかる夫】系御仁の発言である――と判断した(微笑)。