観ていて教員が生徒に「オマエ(ら/たち)」と呼び掛けるのと、生徒の苗字を呼び捨てにするのが興味深かった。
いま、普通なんだろうか?
『俺らが高校生だった頃、そう呼ぶ教師がいたら、よほどのことが無い限り、ソクぶん殴っていたよな』と思いながら、2プログラムを観ていた。
一つは学級内の和を重んじる系。
もう一つは野球ティームとしての結束を重んじる系。
どちらも御都合主義の筋書きだったが、後者のほうには一種リアリティを感じた。
報道記事によると『なぜ学校の先生がやらないんだろう』と感じた中学生がいるらしい。
記事は「生徒」と書いているが、どちらかというとこれは間違いで「受講生」だ。
しかし、「この学校の生徒でもある受講生」に「この学校の先生がやらない理由」を、質問されたら関係者はきちんと応えるべきだろう。
「ガッチ本部事業(学校支援地域本部の事業)だから!」と。
記事を書いた取材記者の報道姿勢もナサケナイ。
とまれ、『またSAPIXか…』と私は感じた(笑)。
【保護者有志による小学校正門前での児童の登校指導ではなく、教員の登校指導を始めたそうです】をキーセンテンスにネット検索するとあらましが読めます。
1999年3月に発表された《英霊になる権利を女にも? ― ジェンダー平等の罠 ― 》という講演録/論文を読んで、私は特に次の文章に得心が行った。
――兵役は自分の生命を国家に差し出すことと解されているが、それは婉曲語法にすぎない。兵役の内実は、憎んでもいない他人を殺すように強制されることである。軍隊は殺人マシーンであり、兵士は殺人者として訓練される。「国のために死ねるか」と、しばしば自己犠牲のことばで美化されているが、これを間違ってはならない。「死ぬ権利」ではなく「殺す権利」、殺しても罪に問われない権利、これを国家から賦与される、もしくは強制されるのが兵役である。――
また、史的事実として銘記する気になったのは次の文章。
――ところで、戦時下において日本女性は、かつて「英霊になる権利を女にも」という要求をした過去があっただろうか。記録に残っているかぎりでは、1937年日中戦争勃発直後、大日本聯合婦人会の女子青年団が「女子義勇隊」の結成運動を開始し、女性のあいだから従軍志願者が続出したと報じられているが当局はこれを許可しないと発表している。――
もう一つ、呆気に取られ唸ったのは「家父長制」を定義した次の文。
――「女にとって、自分の胎から生まれた息子を、母が属するジェンダーを侮蔑すべく育てるシステム」――
…賢察、卓見。
1982年に発表された論文《PTA論の課題》の〈はじめに〉の第2文を読むと、
PTAについてこう書かれている。
――現在なお、活動の無内容、団体の非民主性などが支配的である。――
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/28428
ぷ~た資料120:かようなPTA広報委員に写真を撮らせてはいけない!
PTAという任意組織の現場で、善意と無知とボランティア精神が絡むと、楽天的に暴走することが少なくないゆえ、まことに危険極まりない。
cf.
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1220686487
「〈ですます〉調/〈である〉調が混合した用語集」と称せる代物がある。
http://www.gender.go.jp/main_contents/category/yougo.htm ↑の1用語【ジェンダー(社会的性別)】の解説にはこうある。
――人間には生まれついての生物学的性別(セックス/sex)がある。一方、社会通念や慣習の中には、社会によって作り上げられた「男性像」、「女性像」があり、このような男性、女性の別を「社会的性別」(ジェンダー/gender)という。「社会的性別」は、それ自体に良い、悪いの価値を含むものではなく、国際的にも使われている。――
《ジェンダーフリー・バッシングに関する一考察》(2007)
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006486540/英題は《Towards the Realization of Gender-Equality : the background of gender-bashing》
教育委員会のお仕事ぶり関連。
教育長がいて、教育委員長がいて、教育委員がいる。
いずれの人事案も議会に上程するのは首長。
教育委員会の会議は、教育行政に関する情報咀嚼力と見識に濃淡がある約5人の委員が集まる。
ちんぷんかんぷん系の報告を頷きながら聞いている教育委員らを傍視聴することは、傍聴手続きさえ取れば、誰にでも可能。
cf.081220Saと22Mの報道。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008122090073828.html http://mainichi.jp/life/edu/news/20081222k0000e040062000c.html