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とどくとおもう Ⅱ

Full of Junk and Nothing

強制率の高さと文化水準の低さ

《男子中学生に対する「丸刈り」指導の効果に関する研究 :
       都道府県別「丸刈り強制率」と各種指標との関連》(1993)
          http://ci.nii.ac.jp/naid/110000479627
★結論部分★
*************************************************************
「丸刈り強制」は教育上逆効果であり,違法ですらあると結論付けられる。
さらに,丸刈り強制率の高さは
地域の家庭および学校の教育能力の低さや,文化水準の低さを表す指標
となり得ることも明かとなった。
 〔中略〕
「生徒の自主性を育てるために,自分達で校則を見直させる」
という安易な方向に流れることなく,
学校という組織および教育者としての指導力の問題として
充分反省することが問われていよう。
*************************************************************

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ぷ~た論67-01:PTA撃退マニュアル――やんわり篇(01)

やんわり撃退するためには、まず、その「PTA」が【社団法人 日本PTA全国協議会】の傘下にあるか否かを知っておくことが大切かもしれない。

1)傘下である場合は、以下のように、やんわり言う。
  「HPを見たところ定款(=規約)が載っていないので…
   ちょっと信用できない社団法人のような気がして…
   そういう全国組織に参加するのって…いかがなものかと…」


2)傘下でない場合は、以下のように、やんわり言う。
  「全国組織があるのに、そこに入っていないなんて…
   いざというとき信用おけないような気がして…
   そういう団体に参加するのって…いかがなものかと…」

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壁か? 半透膜か?

《バカの壁, 養老孟司 著, 2003年, 新潮社 新書判, 本体680円+税(文化の閲覧室)》(2003)
 http://ci.nii.ac.jp/naid/110001000641

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ぷ~た資料480:対PTA心得

ある【教頭心得】の構成。
*******************************
 1  基本心得
 2  対校長心得
 3  対事務長(事務・労務)心得
 4  対教員心得
 5  対行政(教育局等)心得
 6  対PTA心得
 7  その他
 8  最後に
********************************

そのうちの【対PTA心得】は五つ。
**********************************************************
 6  対PTA心得
 1.PTA(特に役員)は、学校の応援団と心得、常に良好な関係を保つ。
  特にPTA会長、副会長などとは、親しく話が出きるような関係作りに努める。
 2.地域の実態やPTA会長の考え方等も把握して、PTA活動の工夫をする。
 3.PTA事業(総会、役員改選、研修会、懇談会、学校行事への協力等)の実施に当たっては、
  周到な準備をし、なおかつ役員には事前によく理解してもらうよう相談・報告する。
 4.団体会計の仕組みを熟知しておく。
 5.役員会等には必ずしっかりとした資料を準備する。(開催要項、議題、説明資料)
**********************************************************
                   see⇒http://www.phoenix-c.or.jp/~tokioka/kanri/5_12.html

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ぷ~た資料477-03:「PTAが日本の教育を悪くした」と言った首相は誰?(03)

「ある総理大臣」を表彰するための捜索作戦、再々開。
捜索の動機は新書《日本を滅ぼす教育論議》のp.204にある、以下の記述。

  ――かつて、ある総理大臣が、
     「PTAが日本の教育を悪くした」
     とどこかで発言し、
     著者と親しい日本PTA全国協議会の会長が、
     総理官邸に抗議に出向いたことがあった。――

新書の執筆者(著者)の生年を勘案すると、この「ある総理大臣」が総理大臣だったのは1980年台後半以後のように思えてきた。
すると、表彰対象候補は少々絞り込める。
…↓のリストの中にいるのではなかろうか。
***********************************************************
    1980年台後半以後2006年1月までの歴代内閣総理大臣
代 ―― 人   氏名〔出身県〕             任期
71~73 45 中曾根康弘〔群馬県〕―――――1982年11月27日-1987年11月6日
74―― 46 竹下登〔島根県〕―――――――1987年11月6日-1989年6月3日
75―― 47 宇野宗佑〔滋賀県〕――――――1989年6月3日-1989年8月10日
76・77 48 海部俊樹〔愛知県〕――――――1989年8月10日-1991年11月5日
78―― 49 宮澤喜一〔広島県〕――――――1991年11月5日-1993年8月9日
79―― 50 細川護熙〔熊本県〕――――――1993年8月9日-1994年4月28日
80―― 51 羽田孜〔長野県〕―――――――1994年4月28日-1994年6月30日
81―― 52 村山富市〔大分県〕――――――1994年6月30日-1996年1月11日
82・83 53 橋本龍太郎〔岡山県〕―――――1996年1月11日-1998年7月30日
84―― 54 小渕恵三〔群馬県〕――――――1998年7月30日-2000年4月5日
85・86 55 森喜朗〔石川県〕―――――――2000年4月5日-2001年4月26日
87~89 56 小泉純一郎〔神奈川県〕――――2001年4月26日-2006年9月26日
***********************************************************
  see⇒ウィキ
群馬県出身が2人いる。
それはさておき、表彰対象の「ある総理大臣」該当候補は12人となった(微笑)。
いちおう、表彰状を12枚、用意することを考えよう。
といったところで、またまた捜索作戦いったん中断(苦笑)。

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ぷ~た資料345-07:議会が語るPTA(07)――いいという声がたくさんある

本記事は【ぷ~た資料345-06:議会が語るPTA(06)――会長が図書事務員を雇用】の続き。
テーマは「教育行政のトンネル組織としてのPTA」である。
あるいは“PTA必要論”“PTA有用論”と評すべきか。
一種の「世知」なのかもしれない。

さて、前回は2009年の会議録を見た。今回は、その2年前のものを見る。
以下、GM県TS市議会が2007(平成19)年9月18日に開いた「教育福祉常任委員会」の会議録から転写貼付した(固有名詞の適宜恣意的アルファベ化や太字化etc.byFJN)。なお発言者を示す「▼」と「●」は、原文の「◆」と「◎」を置換した。「◎」だと見えにくいゆえ(微笑)。
****************************************************
▼委員(IT君) ここで論戦するつもりはありませんので、若干意見だけ言って次に入りたいと思います。今子どもを物差しにということで、それはすばらしい言葉だと思うのですが、例えば人事評価制度で校長が面談に当たらざるを得ない時間、教員が自分の自己評価点検シートを作成するための時間、こういうものが、一昨年だったでしょうか、GM県教育委員会の教員の多忙化についての調査の中でも、九十数%の教員が授業の準備になかなか当たれないと。多忙だということを訴えている中に輪をかけているわけです。こういうことなどを本当に進める上で十分配慮して、現場の意見なども参酌していただいて取り組んでいただきたい。これは、要望にとどめます。こういう点を踏まえて、幾つかこの教育総務費について質問していきたいと思います。
 1つは、学校教育費の中で学校図書館運営補助金というのが5,500万円余が支出されていますが、学校事務職員、先ほど司書教諭の話もありましたが、この補助金は、学校図書事務職員というのでしょうか、その方たちの雇用のための補助金というふうに理解をしています。この方たちの合併して大きくなったTS市全体での配置の状況、そして勤務形態について、例えば週何十時間と定められているのか、有給休暇などの扱いはどうなっているのか、この辺についてまず伺いたいと思います。
●学校教育課長(AJ君) 図書事務担当職員ということで御了解願いたいと思うのですが、本年度から80校園、すなわち小学校、中学校、養護学校、それから公立の幼稚園5園、80校園すべてにこの図書事務担当職員を配置することができました。先ほどの質問の雇用条件等ですが、1日実働6時間、休憩を45分とっていただいて、1週間30時間勤務、年休については年間を通して10日間付与するという形です。それぞれの学校のPTA会長が事務職員本人と雇用契約を結んでそれぞれの学校で勤務しているという実情にあります。
▼委員(IT君) 結局週30時間というのは市の嘱託職員と同様の勤務時間になると思うのです。この方たちが1日6時間学校にいて、学校の図書館の必要な作業を司書教諭と協力して十分やっていると思うのですが、その賃金はどうなのかと見ると、先ほどの話ではありませんが、年額にすると、5,500を80で割れば約70万円程度ですよね。年額70万円で例えば学校給食の嘱託が雇用できるのかという話になってくるのです。私は、この人たちの現在やっている仕事に見合うだけの処遇に改善していく必要があるのではないかと考えますが、これについてもし検討などがされているようでしたら伺いたいと思います。
●学校教育課長(AJ君) この雇用形態については、長年の懸案ということで、毎年考えている実情にあるというのは確かです。しかしながら、ともかく必要な資格という規定はありません。一番その学校の図書館のことをよく知っていて、子どもに対して非常にうまい形の読書指導等の助言等ができる、本の貸し出しにしても、本の整理にしても、うまい形で仕事ができるという任務をその職に充てているという実情にあります。月額大体9万4,000円ということで、その扶養等を考えたとき、嘱託扱いでなく、今ある雇用形態が一番いいという声がたくさんあるということで、今までの状況が続いてきているというのが実情です
◆委員(IT君) 今の現状については、簡単には理解できませんので、引き続き議論の対象としていきたいと思います。
****************************************************
   see⇒【今ある雇用形態が一番いいという声がたくさんある】で↓を検索実行。
                     http://takasaki.gijiroku.com/voices/
なんとまあ、出ましたね、面白い言葉が。
「…が一番いいという声がたくさんある」って、ぷ~た(和風PTA)が根拠レスに多用するケムニマク言い回しではありませんか(苦笑)。

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ぷ~た資料479:課題と提言

MEXTサイトに【次世代の教育を考える懇談会】という画面がある。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
トップ > 政策について > 審議会情報 > 調査研究協力者会議等(生涯学習政策) > 次世代の教育を考える懇談会
次世代の教育を考える懇談会
  報告等  名簿
 報告等
  2007年09月03日
  「次世代の教育を考える」(報告)
 名簿
  2008年10月
   次世代の教育を考える懇談会 委員名簿

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
see⇒http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/018/index.htm

【2007年09月03日】とある《「次世代の教育を考える」(報告)》を見てみた。
表紙に【次世代の教育を考える懇談会 平成20年7月】と明記されていた。
…「名簿」と「報告」の年月日が逆かもしれない。
とまれ、このカラフルな全32枚の報告書を流し見た。
ある箇所の課題と提言を一読した。

「PTA」という用語が【課題】にあって、【提言】には無い。
不要と判断されたような気もする(微笑)。
***********************************************************
課 題
○保護者間での情報交換や、PTA活動など、
 保護者は学校や他の保護者との関わりを通じて
 保護者自身が成長する機会となっている。
 しかし、家庭教育に不熱心な保護者や、仕事に忙しい保護者は、
 PTA活動、授業参観や学校行事などに参加していないことが多い。
提 言
・幼児教育段階での就学前教育や就学準備を通じて、
 親に家庭教育の大切さを意識してもらう機会とする
・学校は、学校運営方針に、家庭教育への支援の在り方も掲げる
***********************************************************
see⇒《次世代の教育を考える(報告)》(PDF文書)↓のp.15あたり。 
    http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/018/houkoku/081022.pdf

公の「授業参観」「学校行事」と、私的な「PTA活動」とを、混同してはいけない。
家庭教育に不熱心ではない保護者で仕事に忙しい保護者にとって、「PTA活動」の優先順位が最下位方向になるのは当然ではないか。
家庭の幸福追求権を何と心得るのだ?
また、「就学前」の「就学準備」用情報として、教育委員会は、
  ――PTAが非民主的団体で人権侵害的運営をしている――
という実態を、個々の家庭に通知して、なおかつ広報するべきだろう。
教育委員会が「任意組織PTAの詐欺行為」に荷担するようでは困る。
《社会教育法》第14条に【教育委員会は、社会教育関係団体に対し、指導資料の作製及び調査研究のために必要な報告を求めることができる】とあるのだから、犯罪的な実態を正確に報告させて教育的に指導するがいい。
果たされて然るべき行政責任を何と心得るのだ?

…というのが、私の、課題提示と提言でありまする(微笑)。

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群馬県にわか研究(7)

んがサイトで都道府県だよりが読める。
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都道府県だより : 群馬県
2010年1月 「ご当地ぐんまちゃん」ができました! 地域振興
2009年12月 わたらせ渓谷鐵道(てつどう)関連施設が国の登録有形文化財になりました
                                                 文化・生活
2009年11月 ぐんま認定介護福祉士制度を創設しました 厚生・福祉
2009年10月 全国初!中学校卒業までの医療費を無料化 厚生・福祉
2009年9月 群馬県育成品種「紅(べに)の舞(まい)」の販売を始めました 農林・水産
2009年8月 「思いやり駐車場利用証制度」がスタートしました 厚生・福祉
2009年7月 コンニャクの品種をDNAで判別 農林・水産
2009年5月 観光キャッチフレーズロゴ決定 観光
2009年4月 分かりやすい公共事業を目指して 行政・財政
2009年3月 群馬県民が愛する「上毛かるた」
2009年2月 「群馬県育児いきいき参加企業認定制度」で仕事と子育ての両立支援
2009年1月 「ぐんま大使」を任命しました
2008年12月 群馬県のイメージアップに励んでいます
                          ぐんま総合情報センター「ぐんまちゃん家(ち)」
2008年11月 「銀河鉄道999」号が走る
2008年10月 県産農産物をトップセールス!
2008年9月 「高齢者しあわせドライブ100」実施中
**************************************************
see⇒http://www.nga.gr.jp/cgi-bin/MT/mt-search.cgi?blog_id=8&tag=%E7%BE%A4%E9%A6%AC%E7%9C%8C&limit=20

註:んが=NGA=National Governors' Association=全国知事会

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ぷ~た資料478:共働きとPTAと行政

住民と教育委員会事務方との質疑応答。
*******************************************************
 子どもが小学校に通うようになり、
朝の登校時の「旗振り」の当番やPTAの活動に参加するように言われました。
 しかし、わが家は共働きで、
朝の「旗振り」や昼間のPTAの活動には仕事を休まなければなりません。
 また、下の子どもの保育園は午前9時以降の登園は認めていないので、
保育園も休ませなければなりません。
 これから少子化により、こうした活動の当番の頻度はますます増えてきて、
子どもを持つ親への大きな負担となります。
 こうした状況を改善することはできないのでしょうか。
 昨今の交通事情を踏まえて、
市内の多くの小学校では、子どもたちの安全を確保するために、
PTAが主体となり、
登校時に交通量の多い交差点などの交通危険箇所で、
「旗振り」活動を行っています。
これは、保護者の皆さんがご自分のお子さんを毎日見守れないことから、
PTAを中心に当番制で、長年にわたって行っているものです。
 また、平成17年末、広島、栃木の小学生が下校時に殺されるという痛ましい事件を受け、
PTAと自治会、老人会等の地域の皆さんが連携・協力して、
パトロールをしたり子どもに付き添ったりして、下校時の子どもたちを見守っています。
 その他のPTA活動につきましても、おのおののPTAが、
保護者の皆さんの理解を図ったうえで、さまざまな取り組みを展開しています。
 このように、子どもたちが安全に、安心して通学し、健全に成長するよう、
たくさんの大人の皆さんがかかわっていますので、ご協力をお願いします。
                          (担当課:学校教育課)      
*******************************************************
see⇒http://www.city.maebashi.gunma.jp/ctg/01300152/01300152.html

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群馬県にわか研究(6)

  【子どもを持つ従業員の学校行事やPTA活動への積極的な参加を奨励します】
で電網検索した。
「群馬県育児いきいき参加企業認定制度」というのがあると知った。see↓
http://www.pref.gunma.jp/cts/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=63751
   ――育児休業制度を中心とした、両立支援の取組を始めることを宣言した企業を
      「群馬県育児いきいき参加企業」として登録し、登録企業のうち、
      一定の認定条件を満たしている企業については、
      「群馬県育児いきいき参加企業」として認定し、認定証を交付する――
という制度らしい。
【宣言例】を見ると「育児」の箇所はこうだった。
**********************************************************************
◇育児時間が取得しやすいように職場環境づくりに努めます。
◇事業所内託児施設の充実に努めます。
◇従業員のために、事業所内託児所を新たにつくります。
◇子連れ勤務ができるようにします。
◇子育て中の従業員に、優先的に通勤のための駐車場を確保します。
◇ファミリーサポート休暇制度を設けます。
◇年に2回、授業参観等の学校行事出席休暇制度をつくります。
◇子どもを持つ従業員の学校行事やPTA活動への積極的な参加を奨励します。
◇男性従業員の子どもの保育園の送り迎えを奨励します。
◇従業員が子育て支援サービスを利用する際に要する費用の一部を補助します。
**********************************************************************
「奨励します」系の宣言が多そうな気がした(微笑)。

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ぷ~た資料477-01:「PTAが日本の教育を悪くした」と言った首相は誰?(01)

そう言った首相がいるらしい。
著作権に明るい文部官僚系執筆者が物した新書に、
  ――かつて、ある総理大臣が、
     「PTAが日本の教育を悪くした」
     とどこかで発言――
と明記されている。
 cf.本blog過去記事【ぷ~た資料146:《日本を滅ぼす教育論議》
この「ある総理大臣」って誰だろう?
判らない。
判らないけれど『好い発言だ』と思う。
適切な発言だ。
この発言は「ある総理大臣」以後の歴代総理大臣にきちんと申し送りされていてほしい。
正確無比の発言だもの。

したがって「ある総理大臣」を表彰したくなった。

「ある総理大臣」捜索作戦開始!

で、首相官邸サイトに行ってみた。
「PTA」システムは敗戦後文化ゆえ、この3つの画面↓のどこかにいるに違いない。
 1)――http://www.kantei.go.jp/jp/rekidai/souri/showa20.html
 2)――http://www.kantei.go.jp/jp/rekidai/souri/showa40.html
 3)――http://www.kantei.go.jp/jp/rekidai/souri/heisei.html

…該当候補が多すぎるうぅっ!(笑)!

捜索作戦いったん中断。

それはそうと「内閣総理大臣」って「PTA会長」みたいにコロコロ交代している時期があるようにも見えるよなぁ(苦笑)。
気分転換に、「ある総理大臣(    )さま」と氏名欄を空けたまま、表彰状の文面を考えることにしよう。
最後のほうの「…よってここに末永く表彰します」あたりに川柳を添えようかな。
    日本の 教育に悪い PTA

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ぷ~た資料477-02:「PTAが日本の教育を悪くした」と言った首相は誰?(02)

「ある総理大臣」を表彰するための捜索作戦、再開。
該当者候補は、ものの文献によると【1946年4月7日】以後の内閣総理大臣を大雑把に見ればいい(★註)。
そして、著作権に明るい文部官僚系執筆者が物した新書で、そのp.204に、
  ――かつて、ある総理大臣が、
     「PTAが日本の教育を悪くした」
     とどこかで発言――
と明記されている《日本を滅ぼす教育論議》は【2006年1月20日】の発行だ。
  ∴ 【1946年4月7日】~【2006年1月20日】の総理大臣から探せばいい。
また、《日本を滅ぼす教育論議》のp.204には、続けてこう明記されている(重複させて紹介する)。
  ――かつて、ある総理大臣が、
     「PTAが日本の教育を悪くした」
     とどこかで発言し、
     著者と親しい日本PTA全国協議会の会長が、
     総理官邸に抗議に出向いたことがあった。――
なるほど、この「ある総理大臣」が総理大臣だった当時、日本ぷ~た全協が存在したわけだ。
そこで日本ぷ~た全協のサイトを見た。
こう書かれている。
***********************************************
昭和27年(1952)10月に、東京で「日本父母と先生の会全国団体結成大会」が開かれ、
念願の全国団体が結成されることとなった。
構成は各都道府県と6大都市の協議会が単位として、参加することとなった。
(当初は、岩手、秋田、奈良、滋賀、山口、香川、高知の7県、京都、大阪の2大市を除いての出発となった。)
なお、同年、11月には全国高等学校PTA協議会も結成されている。
************************************************
  see⇒http://www.nippon-pta.or.jp/ayumi/thesis/chapter1_2_3.html

どうやら【1952年10月】~ 【2006年1月20日】の総理大臣から探せばいいようだ。
そこでウィキペディアからコピペした資料を整理して眺めることにする。
***********************************************************
(【1946年4月7日】~)【1952年10月】~ 【2006年1月20日】(~現在)の歴代内閣総理大臣一覧
代―― 人  氏名    出身              任期

44―― 31 幣原喜重郎〔大阪府01〕―――――1945年10月9日-1946年5月22日
45―― 32 吉田茂〔東京府(東京都)01〕 -―1946年5月22日-1947年6月24日
46―― 33 片山哲〔和歌山県01〕――――――1947年5月24日-1948年3月10日
47―― 34 芦田均〔京都府01〕―――――――1948年3月10日-1948年10月15日

48~51(32)吉田茂〔東京府(東京都)〕既出――1948年10月15日-1954年12月10日
52~54 35 鳩山一郎〔東京府(東京都)02〕―1954年12月10日-1956年12月23日
55―― 36 石橋湛山〔山梨県01〕――――――1956年12月23日-1957年2月25日
56・57 37 岸信介〔山口県01〕 ――――――1957年2月25日-1960年7月19日
58~60 38 池田勇人〔広島県01〕――――――1960年7月19日-1964年11月9日
61~63 39 佐藤榮作〔山口県02〕――――――1964年11月9日-1972年7月7日
64・65 40 田中角榮〔新潟県01〕――――――1972年7月7日-1974年12月9日
66―― 41 三木武夫〔徳島県01〕――――――1974年12月9日-1976年12月24日
67―― 42 福田赳夫〔群馬県01〕――――――1976年12月24日-1978年12月7日
68―― 43 大平正芳〔香川県01〕――――――1978年12月7日-1980年6月12日※
70―― 44 鈴木善幸〔岩手県01〕 ―――――1980年7月17日-1982年11月27日
71~73 45 中曾根康弘〔群馬県02〕―――――1982年11月27日-1987年11月6日
74―― 46 竹下登〔島根県01〕―――――――1987年11月6日-1989年6月3日
75―― 47 宇野宗佑〔滋賀県01〕――――――1989年6月3日-1989年8月10日
76・77 48 海部俊樹〔愛知県01〕――――――1989年8月10日-1991年11月5日
78―― 49 宮澤喜一〔広島県02〕――――――1991年11月5日-1993年8月9日
79―― 50 細川護熙〔熊本県01〕――――――1993年8月9日-1994年4月28日
80―― 51 羽田孜〔長野県01〕―――――――1994年4月28日-1994年6月30日
81―― 52 村山富市〔大分県01〕――――――1994年6月30日-1996年1月11日
82・83 53 橋本龍太郎〔岡山県01〕―――――1996年1月11日-1998年7月30日
84―― 54 小渕恵三〔群馬県03〕――――――1998年7月30日-2000年4月5日
85・86 55 森喜朗〔石川県01〕―――――――2000年4月5日-2001年4月26日
87~89 56 小泉純一郎〔神奈川県01〕――――2001年4月26日-2006年9月26日

90―― 57 安倍晋三〔山口県03〕――――――2006年9月26日-2007年9月26日
91―― 58 福田康夫〔群馬県04〕――――――2007年9月26日-2008年9月24日
92―― 59 麻生太郎〔福岡県01〕――――――2008年9月24日-2009年9月16日
93―― 60 鳩山由紀夫〔東京都03〕―――――2009年9月16日-(現職)
   (※官房長官伊東正義が内閣総理大臣臨時代理)1980年6月12日-1980年7月17日
***********************************************************
  see⇒ウィキ

敗戦後現在までの総理大臣は群馬県出身が4人いる。
それはさておき、表彰対象の「ある総理大臣」該当候補者は「吉田茂」から「小泉純一郎」まで…23人もいる(大袈裟笑)。
また捜索作戦いったん中断(苦笑)。

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2010年度MEXT概算要求の概要

【平成22年度文部科学省概算要求の概要】(全10頁)の最終頁より。
***********************************************
削減・見直し額             △640億円

(1)事業仕分けによる指摘事項      △53億円
(2)独立行政法人・公益法人向け支出   △83億円
(3)類似事業の整理・統合       △116億円
(4)決算結果の反映などその他の見直し △388億円
(5)施設整備
   ・新たなハコモノ整備事業の着手については凍結

事業数の見直し・削減  747件→688件(△59件)
            ※688件のうち減額事業数305件
***********************************************
see⇒http://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/h22/index.htm

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ぷ~た資料395-07:PTA共済法案(07)

MEXT政策会議サイトの【第13回文部科学省政策会議(平成22年1月13日)】 より。
***********************************************************
【中川副大臣説明】
PTA等共済と美術品損害の補償に関するものの2本は
3月から4月にかけて提出予定で検討している。
  〔中略〕
検討中の社会教育関係団体共済法案については、
PTAや子供会の共済が、
保険業法の改正により現状では存続できないことに関連するもの。
共済本体の資金を活用し、周辺事業を行っている部分を
どこまで認めるのかが難しい点の一つ。
今次も自民党は議員立法で提出するとの連絡を受けているので、
話し合うか、別に進めるか話し合ってほしい。
***********************************************************
see⇒http://www.mext.go.jp/b_menu/seisakukaigi/syousai/1289440.htm

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任意とバラバラ

《「任意」の概念獲得過程の研究における初期課題》(2008)
  cf.http://www.ed.ehime-u.ac.jp/~kiyou/2008/list.html
★「おわりに」より★
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「任意」の概念が非常に重要であることは全ての数学者,数学教育者が
合意するところであるが,芳沢の指摘からわかるように,
わが国では概念教育が徹底されていない。
原因の一つは,非常に理想的なことを述べていて,
それでいて例に示すことが難しいところにある。
本稿ではバラバラという曖昧な概念を利用することによって,
対比的に任意の概念を獲得できるというアイディアの下,
概念形成の段階と概念獲得を意識した議論の動機付けを提案した。
 バラバラを「まんべんなく」という意味で捉えれば,任意で選ぶ方法とは異なり,
「まとまりがない」という意味で捉えれば,任意という意味と共通部分が大きくなる。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

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ぷ~た資料476:学校信頼の決定要因

1)《保護者による学校信頼の決定要因―都市近郊の公立中学校区を事例として―》(2008)
 cf.http://www.ed.ehime-u.ac.jp/~kiyou/2008/list.html
   ★恣意的抜粋★
   ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
     徒労感しか感じないやりがいのないPTA,
     1年間の役割をただ義務的に遂行するだけのPTA,
     役員のなり手がいないPTA。
    こうしたPTA活動の現状は,
    保護者による学校不信に直結している。
   ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

2)《保護者が抱く組織イメージと学校信頼の関係
     ―個人・集団レベルデータを用いた分析―》(2009)
   cf.http://www.ed.ehime-u.ac.jp/~kiyou/2009/list.html

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ぷ~た資料345-06:議会が語るPTA(06)――会長が図書事務員を雇用

2009年のGM県TS市議会会議録から転写貼付する(適宜改行・氏名省略・恣意的太字化etc.byFJN)。
**********************************************************************
◎教育部学校教育担当部長:
 図書事務員の雇用体制については、
現在、市教育委員会から各学校のPTA会長に、賃金に当たる額を振り込み、
PTA会長が図書事務員を雇用する形をとっています。

また、図書事務員の勤務については、勤務時間は1日実労6時間、
出張については年2回の市主催の研修会は出張として認められていますが、
県主催の研修会及びその他の研修会に参加する場合は、年休扱いにするとなっています。
これは雇用形態上、校長会が申し合わせたものです。
また、県主催の2回の研修会議については、会議費が予算化されています。
図書事務員の研修については、
図書室の機能をより高めていくためにも、
幅広い研修に図書事務員が参加していくことが有効であること、
一つの学校に勤務するのではなく、勤務校をローテーションしていくことが、
図書事務の質の向上につながることも認識していますが、
現在の雇用体制の中では、限界があるということを御理解ください。
教育委員会としては、現在、図書事務員の読書活動に果たす役割の重要性を考え、
その雇用体制について、PTA会長が雇用している形態から、
臨時、嘱託を含め、どのような雇用が望ましいのか
関係各課と協議、検討を進めているところです。
**********************************************************************
see⇒↓を【PTA会長が図書事務員を雇用】で検索。  
http://takasaki.gijiroku.com/voices/

…『何と判りやすい“PTA必要論”だろう?!』と私は思った(笑)。
極々率直な「PTA有用論」と評すべきかもしれない。

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ぷ~た資料475:教育委員会の共催・後援・協賛

「申請・受付」のガイド例(太字化etc.byFJN)。
*******************************************************************
 1.後援等の対象
  ○社会教育活動として、講演会・研究会・展覧会・その他催し物であること。
  ○行事の目的・内容などが社会教育全般の進展に貢献するもので、
   社会教育的効果が大きいと認められるもの。
  (特定の利害に関わる政治活動、宗教活動及び営利を目的とする行事は除きます。)
****************************************************************************
see⇒http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/ky-shakyou/kyosai/kyosai.htm

cf.本blog記事【「教育委員」への疑問

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群馬県にわか研究(5)

気まぐれに【群馬県教育委員会と「倫理道徳系カルト」】をテーマに、当分、週に1度/約5分をメドに、調べることにした。
まずは2006年の新聞報道記事の転写貼付。
MEXTが道徳教育研究校というのを指定することを私は知った(微笑)。
*************************************************************
「人は死んだら生き返る」 小学生3割肯定
 県教委は11日、文部科学省の道徳教育研究校に指定されている県内の小学校でアンケートを行ったところ、「人は死んだら生き返りますか」との問いに対し、約3割が、「はい」もしくは「生き返ることもある」と回答していることを明らかにした。
研究授業開始前の調査からは1割ほど減少したものの、内山征洋教育長は「大変驚き。命の大切さを教えるため、研究校の成果を他校にも生かしたい」と話している。
 県教委義務教育課によると、アンケートは、指定校が児童約450人を対象に実施。
研究授業を始める前の昨年7月と、道徳の授業と動物飼育を組み合わせるなどの研究授業を行った後の今年6月に行い、結果を比較した。
 その結果、研究授業開始前には、「はい」が13%、「生き返ることもある」が28%で、実施後は、それぞれ9%、20%と減少したものの、依然として全体の3割を占めた。
また、同研究校に指定されている中学校が今年6月、1年生1クラス約30人を対象に実施したアンケートでも、「死んでも生き返ると思うか」との問いに、約3割の生徒が「思う」と答えたという。
 児童生徒の生命に対する実感のなさが指摘される結果ともいえ、内山教育長は「生き返ると答えた理由を聞くと、『テレビや映画で見た』など外部の情報から感じ取っている。学校だけでなく社会で考えるべき問題だ」と指摘している。
             (2006年12月12日 読売新聞)
                  群馬 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
*************************************************************

…理科教育研究の指定校ではないらしい(苦笑)。

cf.1:群馬県教委――http://www.pref.gunma.jp/cts/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=4966
【生き返ることもある】で↑を検索してみたところ特段の情報は得られなかった。

cf.2:MEXT(文部科学省)――http://www.mext.go.jp/a_menu/hyouka/kekka/1285637.htm
【「道徳教育実践研究事業推進校」の指定などを行う「道徳教育実践研究事業」】の存在を↑で知った(微笑)。

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BM川柳――今日のベストテン(04)

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教育と学習と学知と学問

私は教育と学習は違うと思う。
思うけれど、その違いを巧く説明できそうにない。
学問も教育・学習と違うと思うものの、学問は、教育よりも学習に似ている感じがする。
学習と学問との間に学知があるような気もする。

  教育=教え育てる,教わり育つ
  学習=学び習う,習うことを学ぶ
  学知=学び知る,知ることを学ぶ,学んだ知
  学問=学び問う,問うことを学ぶ,学んだ問い

私はこの程度のことしか考えていない。
受け身と働き掛けの違いかもしれない。

「?→!→?…」の繰り返しを玩味して爽快感らしきものが得られること、それが希望だ。
あとは本blog過去記事↓でお茶を濁す(自嘲)。
         【知 ≦ 好 ≦ 楽】

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ぷ~た資料474:当然、理不尽

【PTA活動への参加が保護者としてまた地域社会の構成員として当然のことであるとの認識が,
 企業を含め社会全体に広がる必要がある】
――と書かれた文書がMEXTサイトで読める。
1996(平成8)年4月24日の「生涯学習審議会(答申)」、
  《地域における生涯学習機会の充実方策について》
である。
抜粋して転写貼付し、適宜改行したり太字化したりして紹介しよう。
*************************************************************
(2)学校に対する地域社会の支援
地域社会が学校に対して必要な支援を行うことは,
学校教育の機能を高める上で特に大切である。
  学校週五日制の円滑な実施,
  いじめ問題への適切な対応,
  学校を取り巻く教育環境の改善など,
緊急の課題が生じている。
これらの課題への実効性ある対応のためには,
学校と家庭・地域社会との密接な連携が重要である。
また,社会からの様々な支援の受入れは,
ややもすると閉鎖的になりがちな学校の
これまでの慣行や雰囲気の見直しの契機にもなる。
○PTA活動の活性化
学校に対する地域社会の支援の拡充のためには,
地域の人々が,
自分たちの学校として愛着を感じ,
学校の問題を共有しようとする気持ちを持つことが大切である。
そのためには,
学校側からその現状を知らせ,課題を理解してもらい,
その上で協力を求めることが必要である。
このためには,PTA活動の一層の活性化が不可欠である。
PTAは,
学校からの求めに応じ学校の諸活動に必要な支援・協力を行うとともに,
学校を取り巻く課題を十分把握しながら,
会員自らがやりがいを感じられるような,
自主的な事業に取り組むことが重要である。
また,組織的な活動ばかりでなく,
個々の会員が各自の都合に合わせて柔軟に参加できるような
多様な活動形態を工夫するとともに,
職業を持つ人々が参加できるよう
夜間や休日に活動の時間を設定するなどの工夫も考えられる。
さらに,学校に対する地域社会の支援を拡充していくための一つの方策として,
例えば,市町村教育委員会が核となり
地域の社会教育団体や学識経験者などの参加を得て設けられる
 地域の教育問題に関する連絡協議
の場に,PTAも積極的に参加していくことも考えられる。
PTA活動は,男女共同参画社会へ向けてのモデルともなるべき活動であり,
男女両性がいろいろな場で共に参画していくことが求められる。
父親の積極的な参加を促すために,
各種の会合などの開催時間や場所を見直すことも必要になる。
さらには,
  PTA活動への参加が保護者としてまた地域社会の構成員として当然のことである
との認識が,
企業を含め社会全体に広がる必要がある。
行政としても,そのような意識の高まりや環境の醸成に向けて努力すべきである。
○ボランティアによる支援
学校に対する地域社会の支援としては,
地域の高齢者の会などのボランティア活動を行う団体等に呼び掛け,
その協力を得ることも考えられる。
このことについては,
  世代を超えたふれあい活動の実施,
  地域の伝統的な文化や技能の伝承,
  校庭の整備・花壇の世話など学校の環境整備への協力など,
様々な支援が考えられる。
*************************************************************
see⇒http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/shougai/toushin/960402.htm#2-1-2

繰り返すと、↑の文書は今から14年ほど前である1996(平成8)年4月24日のもの。

それから約3ヵ月後、つまり、同じ1996(平成8)年7月19日に、中央教育審議会第1次答申、
  《21世紀を展望した我が国の教育の在り方について》
が公表されている。
抜粋して転写貼付し、適宜改行したり太字化したりして紹介しよう。
***************************************************************
(PTA活動の活性化への期待)
PTAは、
  学校と家庭が相互の教育について理解を深めあい、
  その充実に努めるとともに、
  地域における教育環境の改善・充実等を図るために
  保護者と教員の協力の下に組織され、
  子供たちの健やかな成長を願いつつ、
これまで地域の実態に応じ、様々な活動を展開してきた。
家庭・地域社会それぞれについて、
子供たちを取り巻く環境が著しく変化し、
家庭や地域社会の教育力の低下が指摘されている今日、
学校と家庭、さらには、地域社会を結ぶ懸け橋としてのPTA活動への期待は、
ますます高いものとなってきている。
しかし、率直に言って、現在のPTAの活動は、
従来から父親の参加を得ることが難しかったことに加えて、
女性の社会進出の進展等を背景として、
PTAによっては、
活動の展開や充実が困難になっているのが現状と言わなければならない。

PTA活動の重要性と今日の現状を踏まえ、
PTAに対しては、
その会合を夜間や休日に開催するなど、
保護者等が一層参加しやすい環境づくりに努めるとともに、
学校のOB、OGや地域の有志等の参加や協力も得ながら、
  家庭と学校とが連携協力して行う活動、
  家庭教育に関する学習活動、
  地域の教育環境の改善のための取組など
を含め、その活動の充実を図っていくことを期待したい。
また、教員においては、
従来に増してPTA活動についての理解を深め、
積極的にその活動に参加することが望まれる。
あわせて、行政に対しては、
PTAの今後の活動の充実のため、
積極的な支援を進めていくことを求めたい。
***************************************************************
see⇒http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/chuuou/toushin/960701k.htm

1996年から14年たった2010年の今日、
  「保護者等が一層参加しやすい環境づくり」
はできたのだろうか?
企業を含め社会全体に、
「PTA活動への参加が保護者としてまた地域社会の構成員として当然のことである」
との認識が広がったのだろうか?

私は、当時の【生涯学習審議会】も【中央教育審議会】も、「PTA」に関する限り、
アンポンタンだったと思う。
「期待」の表明や「必要」の指摘が空回りしているのは、現場からの声を拾わなかったからだろう。実態を調査しなかったからだろう。

PTAは、個々の家庭の幸福を蔑ろにしていて、学校教育も阻害している
――といった類いの「現場からの声」を拾う方法、「実態」を調査する方法を知らなかったのかもしれない。

ともあれ、私は、ここ12年ほど、個人で「現場からの声」を拾い、「実態」を調査してきて、

   「PTA活動って、当然、
     保護者にとっても、
     教職員にとっても、
     企業を含めた社会全体にとっても、
    理不尽な活動だよね~」


――という認識こそが確立されるべきだと考えるし、

   「PTA活動って、当然、
     保護者にとっても、
     教職員にとっても、
     企業を含めた社会全体にとっても、
    理不尽な活動だよね~」


――という風潮こそが広まるべきだと考える。

昨今は、このような認識と風潮が、どんどん確立されてじゃんじゃん広まっているような気配も感じる(笑)。
…錯覚かもしれないし、地域差もあるようだが、私は感じる(微笑)。

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ぷ~た資料473:社会教育団体/社会教育関係団体

  「PTA」は「社会教育団体」なのか「社会教育関係団体」なのか
――が、私にはよく判らない。
まったく判らない(笑)。

以前は、
  「PTA」は「社会教育関係団体」
――だと思って判った気になっていた。
当時よく話をした教育委員会事務局の担当者から、
  「PTA」は《社会教育法》に謳われている「社会教育関係団体」ですよ
――と聞いていたからだ。
『あ、そ。なるほどね』と納得して判った気になっていた。

しかし今は判った気が失せて、判らない気になって、少々気になっている(自嘲)。

たとえば、用語「社会教育団体」を使う《生涯学習研究e事典》にはこうある。
**************************************************
【定義】
 PTAとは、「子どもの健やかな育成」に最も関心のある親と教師が共に、子どもにとって何が必要かを学び、必要な活動を実践していくために、自ら組織した団体のこと。Parents and Teachers Associationの略称である。戦後の制度導入期には「父母と先生の会」などと訳されていたが、その後は「PTA」が定着している。
【意義・活動】
 本来は、親と教師が社会人として任意に参加し、対等に組織する団体であり、子どものために学び・活動する社会教育団体の一つと考えられている。しかし、単なる社会教育団体ではない。学校の教師とそこに子どもを通わせる親が子どもの健やかな成長を願って組織する団体であり、学校や学校教育に直接関わらざるを得ない団体でもあり、その意味で学社融合(あるいは学社連携)団体というのが一番その性格を表すことになろう。
**************************************************
see⇒http://ejiten.javea.or.jp/content.php?c=TWpZME1ETTE%3D

まず、《社会教育法》に「社会教育関係団体」という用語があるのに、そこから【関係】を取って「社会教育団体」とすることが判らない。
次に「単なる社会教育団体ではない」という展開が判らない。
もう1つ、「学社融合(あるいは学社連携)団体というのが一番その性格を表す」とまで進展するのが判らない。

なお、《社会教育法》の第10条-第14条は次のとおりだ。
何箇所か私の恣意で大文字化した。
*************************************************************
第3章 社会教育関係団体
(社会教育関係団体の定義)
第10条 この法律で「社会教育関係団体」とは、法人であると否とを問わず、公の支配に属しない団体で社会教育に関する事業を行うことを主たる目的とするものをいう。
(文部科学大臣及び教育委員会との関係)
第11条 文部科学大臣及び教育委員会は、社会教育関係団体の求めに応じ、これに対し、専門的技術的指導又は助言を与えることができる。
2 文部科学大臣及び教育委員会は、社会教育関係団体の求めに応じ、これに対し、社会教育に関する事業に必要な物資の確保につき援助を行う。
(国及び地方公共団体との関係)
第12条 国及び地方公共団体は、社会教育関係団体に対し、いかなる方法によつても、不当に統制的支配を及ぼし、又はその事業に干渉を加えてはならない。
(審議会等への諮問)
第13条 国又は地方公共団体が社会教育関係団体に対し補助金を交付しようとする場合には、あらかじめ、国にあつては文部科学大臣が審議会等(国家行政組織法(昭和23年法律第120号)第8条に規定する機関をいう。第51条第3項において同じ。)で政令で定めるものの、地方公共団体にあつては教育委員会が社会教育委員の会議(社会教育委員が置かれていない場合には、条例で定めるところにより社会教育に係る補助金の交付に関する事項を調査審議する審議会その他の合議制の機関)の意見を聴いて行わなければならない。
第14条 文部科学大臣及び教育委員会は、社会教育関係団体に対し、指導資料の作製及び調査研究のために必要な報告を求めることができる。
***********************************************************************
典拠――http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S24/S24HO207.html

もしも私が【文部科学大臣及び教育委員会】だとしたら、こう思う。
――「PTA」に「指導や助言や援助」なんかしたくないよなぁ…。
   …だって「PTA」って理解力のあるシステムじゃないものなぁ…。
そしてまた、こうも思う。
――「PTA」に「指導資料の作製及び調査研究のために必要な報告」なんか
   求めたくないなぁ…。
   …だって「PTA」って
  「報告」ということができるようなシステムじゃないものなぁ…。
   第一、「PTA」に関して指導資料の作成や調査研究なんかする暇なんか無いよ、忙しくて!

そしてそして、こう決めちゃう。
――そうか。「PTA」を「社会教育関係団体」でなくしちゃえばいいんんだ。
  「関係」を取っちゃえば、文字どおり「関係」が無くなる。
  「PTA」は「社会教育団体」だ、ということにしようっと。

でも、『私が勝手に決めていいのかしらん?』と少し不安に駆られる。
でもでも、こう考えて安心しちゃう。
――「関係」無しの【社会教育団体】という用語は、
   グリップスの学者が使っているんだから、
   いいや!
   何かメンドクサイこと言われたらそう応えようっと。
   ああ、よかった。

(微笑)

cf.【グリップス】
  =GRIPS:national Graduate Institute for Policy Studies
  =政策研究大学院大学
    http://www.grips.ac.jp/jp/

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ぷ~た資料472:ティーチャーズ・デー

現代風の日本語かもしれない。
  「が」→「に」
  「して」→「させて」
  「し」→「させ」
  「める」→「めさせる」
…のほうが私には読みやすい(微笑)。
……「PTA」と「児童会・生徒会等」を並列して書く文学的センスにはついてゆけない感じ(苦笑)。

**********************************************
 PTAや児童会・生徒会等が主体性を発揮して、
 教員の仕事に感謝し、理解を深めるための
 「ティーチャーズ・デー」(先生の日)を設けること
 を提案
***********************************************
see⇒http://www.pref.fukui.jp/doc/kyousei/souzoukaig/teigen_d/fil/005.pdf
cf.――http://www.pref.fukui.jp/doc/kyousei/souzoukaig/souzoukaigitop.html

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ぷ~た資料471:【保護者・PTA対応】という用語

  【精神的な負担を感じる業務 保護者・PTA対応】
で電網検索すると、
   「教育職員の勤務実態調査結果(概要版)(pdf,120KB)」
が読める。
see⇒http://www.city.sapporo.jp/kyoiku/kyoshokuin/kinmujittaichosa.html

cf.MEXTサイト――http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/05/07052313.htm

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ぷ~た資料467-05:教職員組合とPTA(5)――ヒール

プロレス用語に「ベイビィフェイス」というのがある。
対語は「ヒール」。
英語でheelと綴る。
healと発音が同じだ。
プロレスの観客にとって、ヒール(heel)が登場することはヒーリング(healing)の効果がある。
 heel――http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej2/32379/m0u/heel/
 heal――http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej2/32187/m0u/heal/
 healing――http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej2/32189/m0u/healing/

さて、ひと頃ヒールと目されていた御仁の表立った講演活動が再開された模様。
昨年あたりから解禁になったような印象を受ける。
昨年7月、全日教連系の某教職員組合が講演招致している(★1)。
判りやすい現象だ。
今年1月、日本ぷ~た全協系の某ぷ~た連が講演招致している(★2)。
これも判りやすい現象だ。

講演者紹介チラシの情報操作系編集センスも興味深い(微笑)。

そのうち、ひと頃以前と同様、都道府県区市町村の「教育委員会」が「主催」したり「共催」したり「後援」したりするイヴェントにも、表立って招致されるようになるかもしれない。
もうなっているかもしれない(苦笑)。

とまれ、成り行きを窺うことにする。

★1――http://www.kenkyouren.com/kensyuu/sisitu.htm
★2――http://www.takasaki-pta-net.com/
    ※ イヴェントが終わったゆえか【講演者紹介チラシ】が読めなくなっている(微笑)。
       ――↑の「※」以下は100128Th夜に追記――
cf.1:本blog過去記事(1)――http://todoct.blog85.fc2.com/blog-entry-2176.html

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ぷ~た資料444-04:教職課程と「PTA」(4)

【教員養成段階でPTAに関する履修を必修にすること】
――と記されているネット事典がある。
この箇所を含む《生涯学習研究e事典》の【PTA/3.現状と課題】を転写貼付する(一部太字化や恣意的改行etc.はbyFJN)。
********************************************************
2)教員の積極的な参加確保
 一般の教員の活動参加はあまり見られない状況にある。
この背景には、教員のPTA活動を勤務時間上にどう位置づけるかの問題がある。
PTAが社会教育活動という観点からは勤務時間外での参加が要求されることになる。
しかし、現実にはPTA活動は校務の一環をなす重要な活動で、
学校内の諸規定を整備するなどして
勤務時間内での活動として処理できるようにする必要がある。
また、
  校務分掌にPTA担当、学社連携・融合担当等を新設すること、
  教員養成段階でPTAに関する履修を必修にすること、
  教員の現職研修の中にPTAに関するものを充実強化すること
等が求められる。
********************************************************
see⇒http://ejiten.javea.or.jp/content.php?c=TmpZME1ETTE%3D

私が知りたいのは、
  【教員養成段階でPTAに関する履修を必修にすること】
が実現しなかったこと/実現していないこと/今後も実現しそうにないこと
――の理由である。
1952年に文部省の社会教育審議会が「大学における教員養成の必修コースの中でPTAおよび両親教育に関して次の如き内容の教科課程の設定される必要があるものと認める」と文部大臣に建議している。建議にある「次の如き内容の教科課程」としては【 PTAと校長・教頭との関係】など9項目を挙げたらしい。
  cf.http://todoct.blog85.fc2.com/blog-entry-2082.html
その後、半世紀以上が過ぎても【教員養成段階でPTAに関する履修を必修にすること】と教育学者が明記しているので、私は摩訶不思議感を持つ(笑)。
私が、
  「PTAの理不尽さ」は教員養成段階で予備的に学習しておかないと、
  教員として学校に配属になってから間もなく、
  この国の教育制度に対して幻滅を味わうのではないか?
――と懸念するのは杞憂なのだろうか。

…その種の幻滅は呆気なく爽やかに隠蔽されてきたか解消されてきたかする歴史があるのかもしれない(笑)。

cf.本blog過去記事――http://todoct.blog85.fc2.com/blog-entry-549.html

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ぷ~た資料470-03:暴力PTA/PTA暴力への対策(03)

私が単独で名乗ることにした
  全国PTA追放運動推進センター
              目的は、
市民生活の平穏と安全の確保
である。
活動は以下の5つを予想している(微笑)。
******************************************************
 1.児童生徒に対する「暴力PTA/PTA暴力」の影響を排除する活動
 2.「PTA」による不当な行為を指摘する活動
 3.「PTA」から離脱する意志を持っている人への支援活動
 4.「PTA」による不当な行為を予防するための広報啓発活動
 5.民間組織の自主的な暴力追放運動への賛意表明活動
******************************************************
★参考サイト★――http://www1a.biglobe.ne.jp/boutsui/category/center/img/yakuwari.jpg

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ぷ~た資料470-02:暴力PTA/PTA暴力への対策(02)

三ない運動――
*******************************************************
1.恐れない:暴力PTAやPTA暴力を恐れない
2.金を出さない:暴力PTAやPTA暴力に金を出さない
3.利用しない:暴力PTAやPTA暴力を利用しない
*******************************************************

以下、核となる情報を明確にするため、【PTA】を【暴力PTAやPTA暴力】の意味で用いる。

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ぷ~た資料470-01:暴力PTA/PTA暴力への対策(01)

不当要求断固拒否!
――と書かれたポスターを、あるサイトで見た。
触発された。

「力」に対しては「力」で応じようと思う。
「暴」力に対しては「非暴」力で応じようと思う。
「暴れる力」を振るわれたら「暴れない力」を振るうことで応じようと思う。

暴力組織には入らない。
「非加入」は「追放」に通じると思う。

暴力組織に入ってしまっても「暴力」は振るわない。
「非活動」は「非加入」に準じるし、少しは「追放」に通じるような気がする。

同じサイトで、「暴れない力」に大切なのは、
 決意勇気暴排意識
――だということを、ついつい学んだ。
「暴排意識」とは「暴力を排除する心」なのだろうと思う。

やはり同じサイトで、暴力追放運動のスローガンが十個読めた。
それらを転写貼付する。
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暴力追放運動統一標語
●地域の輪 結んで広げて 暴力追放
●暴力を 許さぬ地域の声と意志
●その勇気 暴力追い出す第一歩
●暴力に負けるなひるむな街ぐるみ
●揺るぎない決意と勇気で暴力追放
●暴力団 追放できる強い町
●暴力を追い出す力 地域の輪
●暴力に負けない勇気 地域の輪
●手をつなぎ 街から一掃 暴力団
●深めよう 暴力に負けない地域の絆
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see⇒http://www1a.biglobe.ne.jp/boutsui/category/kankoubutsu/phc_19.html
    http://www1a.biglobe.ne.jp/boutsui/category/kankoubutsu/phc_20.html
    http://www1a.biglobe.ne.jp/boutsui/category/kankoubutsu/phc.html

以下、核となる情報を明確にするため、【PTA】を【暴力PTAやPTA暴力】の意味で用いる。

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