共同通信配信記事。
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児童ら一般家庭に集団避難検討 南三陸町から登米市へ 東日本大震災で授業再開のめどが立たない宮城県南三陸町の小中学校の児童・生徒が、保護者とともに隣接する登米市の一般家庭にホームステイし、同市の学校に通学する方向で検討が進められていることが25日、両市町のPTA関係者への取材で分かった。
26日に南三陸町の小学校で、両市町のPTA関係者がそれぞれの学校職員も交え、希望者数の把握や時期、受け入れ態勢などの具体案を協議する。
実現すれば、地方自治体ではなく、一般家庭が集団避難を分担して受け入れる初のケース。二次避難先の確保に悩むほかの被災地にとっても、モデルになりそうだ。
登米市PTA連合会の岩淵善郎会長によると、PTA会員の家庭で、同年代の子どもを持つ被災家族を受け入れ、子どもは最寄りの学校に通う。食事は地区ごとに集会場などを割り当て、避難者らが煮炊きして受け入れ先の負担を抑える。
賃料は取らず、希望者が多い場合は市内の廃校も利用する考え。当面は仮設住宅が行き渡るまでの期間を想定している。
南三陸町の統計によると、2008年度の小学校は5校で児童数は約千人。中学校は4校で生徒数は約580人。しかし、同町は津波で多くの行方不明者が出ており、住民1万8千人のうち約半数の行方が分かっておらず、現時点では対象となる児童・生徒数は不明。
全国の地方自治体などが、被災家族などの受け入れを表明しているが、「地域や家族が離れ離れになる不安から、大半が二の足を踏んでいる」(高橋長泰・同町志津川小避難所自治会長)のが現状だ。
沿岸の南三陸町と内陸の登米市は人的、物的交流が深かったため、登米市PTA側が受け入れを提案。岩淵会長は「同じ親として、被災した子どもに何ができるか考えた。近所同士助け合い、共に復興を目指したい」と話す。
南三陸町PTA連合会の佐藤信一会長は「隣町なら安心して行ける。申し出はありがたい」と歓迎している。
2011/03/25 20:42 【共同通信】
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http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032501001083.htmlcf.――産経新聞報道記事
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児童らの集団生活を検討 宮城県南三陸町のPTA 2011.3.26 21:11
宮城県南三陸町の小中学生が保護者とともに隣接する同県登米市にホームステイすることを検討している両市町のPTAは26日、南三陸町の避難所で今後の方針を協議。保護者側から研修施設などでの集団生活を要望する声があり、さらに検討を続けることにした。次回協議は4月2日の予定。
この日の協議では、「町が進めている集団避難は子どもが同級生らと離れ離れになる」などの意見が相次いだ。ホームステイについては「気が休まらない」との指摘もあった。
小学生2人の母臼井恵美さん(34)は「子どもたちが一緒に学校に通えるのはうれしいが、他人の家で暮らすのは難しい。施設利用ならぜひ考えたい」と話した。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110326/myg11032622220011-n1.htm