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とどくとおもう Ⅱ

Full of Junk and Nothing

埼玉県教育振興基本計画検討会議の議事概要を読む03:心技体に加えて知というものがなかったらだめ。

うむ、賛成。
以下は、会議メンバー自己紹介コメント満載の第1回会議における御発言。

(↓はPDFファイル http://www.pref.saitama.lg.jp/A20/BA00/keikaku/giji1.pdf のpp.18‐19)
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スポーツの世界では心技体というふうに言われます。
メンタリティーというか、
ガッツと言ったほうがわかりやすいかと思うのですけれども、心ですね。
技ですけれども、テクニック。
体、フィジカルな面ですけれども。
私自身ちょっと野球をやったりする関係もあって、
絶対スポーツはこの3つではだめだと思います。
心技体に加えて知というものがなかったらだめだと思うのです、
インテリジェンスと言っていいのかどうかわからないのですが。
今サッカーなんかを見させていただきますと、
本当に監督の非常に判断とか戦術とか、
それからどこで選手をかえるとか、
それから選手のほうで言うと
ミッドフィールダーが非常にキーマンになっている
ということから見ても、
スポーツといえども心技体だけではだめだろうというふうに思うのです。
広く生涯学習の中にスポーツは入っておりますから、
そういう意味で学校教育に話を戻しますけれども、
この知というものがやはりどうしたって重要になってくるというところで、
辛うじて学力の話にもつながるかなというふうに思っております。
2つ目は、想像力というのが教育にとって非常に中心になる概念かなと。
といいますのは、先ほどのお話とちょっとだけつなげさせていただきますと、
心技体知を1つずつ言っただけではだめなのです。
これを総合し、ミックスしていく、
そういう能力がまた必ずどこかで必要なわけです。
そういう意味で、よく理性と感性といいますけれども、
これもほうっておくとばらばらになるのです。
ですから、この感性と理性をつなぐ能力が想像力、
構想力と言われますから、
そういう何であれその間をつなぎ、そこから膨らみを持たせる、
そういう能力としての想像力を
子供たちに小さいころから身につけてもらえるような、
そういう教育というものが僕は理想だというふうに思っております。
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私が腑に落ちないのは、この会議のメンバーに、彼のような超一流の倫理学者(カント系)が選ばれてしまっていることだ(ま、公務に準ずるという認識でよいのだろうが)。
…何かモッタイナイ気がする。
他の学者系委員とは学問上の力量も業績も桁違いかつ雲泥差。
いや、だからこそ、重鎮というか清涼剤というか、そういう存在として必要な気もする。
…しかし…モッタイナイ感は…拭えない(微笑)。

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