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とどくとおもう Ⅱ

Full of Junk and Nothing

疑惑の社団法人東京都小学校PTA協議会(2)

2010年11月に疑惑の社団法人東京都小学校PTA協議会(1)というblog記事を書いたところ、偶然だろうが何となく程なく、都の社会教育委員の会議を中心として、疑惑を糾す方向に事態が進展した模様ゆえ、ささやかな善行ができた気がした(笑)。
そこで「(2)」を書いてみることにする。

以下、1994年の論文《戦後の東京都社会教育行政の変遷(2)―PTAに対する施策の変化―》の5枚目(p.71)左下-右上からの抜粋(適宜改行byFJN)。
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都教委は,
家庭・学校・地域の連携を一層充実するために,
単位PTAの幹部を対象に全都的に,
また幼・小・中・高の枠を越えてPTAの交流を図るために,
昭和58年度から「PTA幹部研修会」を再び実施することになった。
都教委はこの研修会の企画・運営を
各PTA協議会の自主的な活動とするために
事業を委託することとし,
受諾団体として「東京都幼小中高PTA連絡協議会」が結成された。
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see⇒http://ci.nii.ac.jp/naid/110007026537

▼疑惑2▼
「事業」の「委託」を「受諾」する目的で「結成」された団体の1つとして現在の社団法人東京都小学校PTA協議会があり、その「自主的な活動」は第一に「受諾」であり、そこに出す補助金について審議するのが都の社会教育委員であり――といった構造疑惑の一端に位置するのがいわゆる自称「都小P」(社団法人東京都小学校PTA協議会)なのではあるまいか。
連鎖性の自主的隷従シンドロームとも言える(苦笑)。

cf.01
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国民に服従を強制するより、自発的服従を調達するほうがより効率的である。
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see⇒本blog過去記事《国民の定義》

cf.02
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だまされたとさえいえば、
一切の責任から解放され、無条件で正義派になれるように勘ちがいしている人は、
もう一度よく顔を洗い直さなければならぬ。
しかも、だまされたもの必ずしも正しくないことを指摘するだけにとどまらず、
私はさらに進んで、
「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」ことを主張したいのである。
だまされるということはもちろん知識の不足からもくるが、
半分は信念すなわち意志の薄弱からくるのである。
我々は昔から「不明を謝す」という一つの表現を持つている。
これは明らかに知能の不足を罪と認める思想にほかならぬ。
つまり、だまされるということもまた一つの罪であり、
昔から決していばつていいこととは、されていないのである。
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see⇒《戦争責任者の問題》(1946,伊丹万作)

いわゆる自称「都小P」の執行部には疑惑自浄能力発揮など全く期待されていない。
都の社会教育委員には、疑惑自浄能力の正当な発揮が、ごく普通に期待されている。
――と私は思う(微笑)。

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