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とどくとおもう Ⅱ

Full of Junk and Nothing

ぷ~た資料873:不変の真理

西日本新聞7月11日社説より抜粋。
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「いじめのような陰湿な行動は、見ようとして見なければ、見えない」
これは、筑前町教委が設置した調査委員会が報告書で指摘した文言だ。
いつの時代でも不変の真理であろう。
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↓社説の全文↓

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大津いじめ自殺 徹底調査し教訓引き出せ
                             2012年7月11日 10:46
 大津市内で昨年10月、いじめを受けていた公立中2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題は、ついに市側が再調査することになった。
 「男子生徒は自殺の練習をさせられていた」という、いじめとの関連を示唆するショッキングな証言まで明るみに出てきた。徹底的な再調査を通じて、可能な限り真相を解明してもらいたい。
 それにしても、今回の学校や市教育委員会の対応はいただけない。教育現場を預かる者の責任感を感じることはできず、極めて残念と言わざるを得ない。
 生徒の自殺後、学校は全校生徒に任意でアンケートをし、暴行などの事実が判明したため、いじめの存在は認めた。
 一方で、公表したのは回答の一部だった。16人が「自殺の練習」について触れたのに、市教委はそれを明らかにせず、調査を約3週間で打ち切っていた。
 それだけではない。生徒の両親が今年、市や関係者らを相手に起こした損害賠償請求訴訟では「自殺といじめの因果関係は不明」などと徹底反論している。
 市教委は「回答は伝聞情報であり、多くは無記名だった」「記名回答も伝聞では確かめようがなかった」と言う。
 だが、アンケートで「屋上への階段で縛られていた」など、いじめが深刻だったと思われる回答がありながら、いじめたとされる生徒に確認すらしていない。任意調査に自ら名乗って答えた生徒を裏切ることにならないか。これでは調査に手を尽くしたとはとても言えまい。
 いじめやそれに伴う責任を容易に認めたがらない学校や教委の隠蔽(いんぺい)体質は6年前、福岡県筑前町で中学2年の男子生徒が自殺した問題を思い起こさせる。当時も事実解明は後手に回り、町教委が設けた外部の調査委員会に委ねた。教育界の頑迷ぶりは変わっていないようである。
 最大の問題は筑前町の事例と同様、学校がいじめをいじめとしてしっかり受け止めていなかった節があることだ。
 アンケートには「先生に相談したが何もしてくれなかったと聞いた」など、学校側がいじめを知りながら放置していたとみられる情報もあった。再調査では、自殺した生徒の日常をどう見ていたか、教師たちの認識も調べるべきだろう。
 筑前町のいじめ自殺以降、文部科学省は「いじめはどこでも起こり得る」との姿勢を鮮明にし、いじめられる側に寄り添って対応するよう求めている。しかし、学校現場でその意識はどこまで深まっているのか、はなはだ心もとない。
 「いじめのような陰湿な行動は、見ようとして見なければ、見えない」
 これは、筑前町教委が設置した調査委員会が報告書で指摘した文言だ。いつの時代でも不変の真理であろう。
 自殺した生徒に何があったのか。大津市が設置する第三者委員会は係争中の裁判を意識せず、厳正な調査に徹すべきだ。そこから私たちは情報を共有し、教育現場は教訓を引き出さねばならない。
                              =2012/07/11付 西日本新聞朝刊=
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