
6年前の盛夏、〈週刊朝日〉2002年7月26日号のp.160に、同誌前号記事を踏まえた一読者からの投書が載った。
――まだ、はっきりと事実関係がわかったわけではありませんが、もし本当なら、悲しいことですね。しかし、こういう事件が起きると、必ず言われるのが、「信用して、出していたのに……」という言葉です。確かに、任されるほうは信用を裏切らないようにやらなければいけないのですが、問題は、頼むほうにもあると思います。心のどこかに、「面倒なPTAのことなんて、お金出しときゃいいんだろう」みたいな気持ちがないでしょうか。きちんと会計報告を読んでいますか? 国会議員の犯罪が問題になりますが、ああいうのが起こる温床は国民の「任せてある」という聞こえのいい言葉に隠された無関心のせいじゃないかと思うのです。政治もPTAも、お金を出しているほうはもっと真剣な気持ちでかかわるべきなのです。――
読んだ私は、マザー=テレサの、
「『愛する』の反対語は『嫌う』『憎む』ではありません。『無関心』です」
という名言を想起した。
そして『大方の国民にとって、政治もPTAも、愛する対象じゃ~ね~よな~確かに』と思った。
6年後の今もそう思う。
――まだ、はっきりと事実関係がわかったわけではありませんが、もし本当なら、悲しいことですね。しかし、こういう事件が起きると、必ず言われるのが、「信用して、出していたのに……」という言葉です。確かに、任されるほうは信用を裏切らないようにやらなければいけないのですが、問題は、頼むほうにもあると思います。心のどこかに、「面倒なPTAのことなんて、お金出しときゃいいんだろう」みたいな気持ちがないでしょうか。きちんと会計報告を読んでいますか? 国会議員の犯罪が問題になりますが、ああいうのが起こる温床は国民の「任せてある」という聞こえのいい言葉に隠された無関心のせいじゃないかと思うのです。政治もPTAも、お金を出しているほうはもっと真剣な気持ちでかかわるべきなのです。――
読んだ私は、マザー=テレサの、
「『愛する』の反対語は『嫌う』『憎む』ではありません。『無関心』です」
という名言を想起した。
そして『大方の国民にとって、政治もPTAも、愛する対象じゃ~ね~よな~確かに』と思った。
6年後の今もそう思う。
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