とどくとおもう Ⅱ

Full of Junk and Nothing

ぷ~た資料345-36:議会が語るPTA(36)―2013年6月の千葉市議会

昨日、千葉市議会で130618Tuに開催された未来教育委員会の会議録が市議会サイトにアップされた。
以下、PTAに関する箇所をカット&ペイストする(適宜オレンジ化etc.byFJN)。
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◯委員長(小松崎文嘉君) 次に、陳情第5号・PTAの入退会に関する陳情を議題といたします。
 当局の参考説明をお願いいたします。生涯学習部長。

◯生涯学習部長 生涯学習部でございます。よろしくお願いいたします。
 陳情第5号・PTAの入退会に関する陳情につきまして、参考説明を申し上げます。
 説明資料の3ページをお願いいたします。
 まず、1、陳情の趣旨でございますが、PTAは任意加入の団体であり、入退会が自由であるにもかかわらず、入学時に自動的に加入や退会が自由にできないことを背景に、役員の強制やその他の不適切な運営が行われているとの趣旨でございまして、学校に対して指導することを求めております。
 次に、2、教育委員会の考え方でございますが、まず、PTAは、その目的に賛同する保護者及び教職員を構成員といたしまして、生涯学習を通じ、児童生徒の健全育成を図るため、各家庭の実情や地域の実態等に応じ、学校から独立してさまざまな活動を行っている任意の団体でございます。
 主な活動といたしましては、学校との話し合いの場を設けて教育に関する情報交換を行ったりなどの学校教育の支援を行ったり、また、しつけや健康、安全などをテーマとした学習会の開催など家庭教育のための活動、このほかにも、学区のパトロールなど、交通安全や防犯対策などの地域のための活動も行っておられまして、こうしたPTAの活動は、それぞれのPTAあるいは学校、地域等の実情に応じて学校教育の支援、家庭教育、地域との連携の充実に寄与しており、子供たちの健全育成に多大な貢献をしていただいているところでございます。
 こうしたことから、独立した団体でございますPTAの自主性、自立性は尊重されるべきものであり、結果的にPTAの停滞や縮小につながるような教育委員会による指導は行うことはできないものと考えております。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

◯委員長(小松崎文嘉君) 御質疑がある方、お願いいたします。はい、佐々木委員。

◯委員(佐々木友樹君) 一括でお願いいたします。
 この陳情のほかに、教育委員会に対して同様の意見だとか、陳情というのが来ているのかどうか。
 この陳情の中に含まれている役員の強制という、そういった事実があるのかどうか。これは裏を返せば、役員のなり手がいないということがそもそもの今の現状なのかなということも私は理解しているんですけれども、ある方から聞いた話なんですけれども、これは学校ではないんですけれども、役員のなり手が次年度、なくなりますといったような文書が保護者宛てに、これは学校ではないですから違うところなんですけれども、そういったことが書かれてあると、逆に、それを強制として捉えてしまうのか。
 今のは別として、役員のなり手がいないというのは、各PTAから何か声を聞いているのかどうか、その3点を伺います。
 以上です。

◯委員長(小松崎文嘉君) はい、生涯学習部長。

◯生涯学習部長 まず、第1点でございます。このほかに意見とか陳情が来ているのかということですが、陳情的なものはございませんけれども、たまに単位団体の保護者の方から、やはり退会とかはどうしたらいいんですかとか、自動的に入るものなんですかとか、そういったことについて指導できないんですかというようなお話はいただいたことはございます。
 こうした場合は、教育委員会として直接、単位団体に指導ということはできませんので、千葉市のPTAの連絡協議会という上部組織がございますので、こちらのほうにそうした情報をお伝えいたしまして、そちらで御相談して、そちらのほうから各単位団体のほうにお話ししていただくといったようなことはしております。
 それから、2点目の役員の強制といった事態があるのかということでございますけれども、先ほど来申し上げておりますように、PTAは民主的な組織でございますので、役員の選定に当たりましては、当然、会員同士のお話し合いの中で決まっているものと認識しております。
 それから、役員のなり手がなかなかないといったお話は、これは全国的な話の中で、お話は聞いてきてはおります。
 ただ、今申し上げましたように、やはりこういった自分たちの会則や規約で定めた組織でございますので、その中で民主的にお話し合いをしていただいて役員を決めていただくというものが本来の姿ではないかというふうに考えております。
 以上でございます。

◯委員長(小松崎文嘉君) はい、佐々木委員。

◯委員(佐々木友樹君) 今、御答弁があった中身そのものだと思うんです。やはり、学校において、保護者同士の中で、やはり民主的にちゃんと会議を持って、そこでしっかりとした話し合いが持たれて決めていくということが本来の原則だと、私もそれは理解しております。
 ただ、なり手がいないというが本当にあって、それを何とかして解決したいというところから、そういった強制とまでは言わないですけれども、強制しているというような捉え方をされる保護者の方もいるんだなというのが、先ほど、陳情ではなくて、そういった話が入ってきているということを理解しました。
 この陳情の1にあるように、入退会が自由であるということ。任意団体でありますから、それは自由ではあると思うんですけれども、これをまた広報してしまうと、逆に、なり手がどんどん減ってきてしまうのかなという印象も持ってしまいます。
 先ほども申しましたけれども、やはり当事者同士が決めるということが原則だと思いますので、この陳情については、なかなか賛同しづらいなというのがあります。
 以上です。

◯委員長(小松崎文嘉君) はい、橋本委員。

◯委員(橋本 登君) 一括だけれども、この陳情者は、PTAの入退会の陳情内容、その下に記というのがあって、ア、イ、ウ、エ、オというのがあるけれども、学校に対して指導することというのは、これは権力主義以外の何物でもないよね。こういう考え方は、例えば学校に押しつけたりすると、このことだけでなくて、ほかのことにもいろいろな面で波乱を起こすよね。だから、これは全然頭から賛成できないよね。
 PTAというのは、学校によっては保護者会という名前になっているところもあるんだろうけれども、英語でペアレント・ティーチャー・アソシエーションと言うのか。今初めて勉強になったけれども、やっぱり、もう少しこの陳情者は、陳情するときによく考えてもらいたいと思う。
 以上です。

◯委員長(小松崎文嘉君) ほかにございますでしょうか。なければ、意見表明等があれば。はい、山田委員。

◯委員(山田京子君) 一問一答でお願いします。確認を一つさせていただきたいんですが、PTAで、こういう入退会の手続があるところがあるのかという確認と、あと、各学校でPTAについて説明をどんな形で行っているのかを教えてください。

◯委員長(小松崎文嘉君) はい、生涯学習部長。

◯生涯学習部長 各学校につきましては、まず、入学式の終了後に新入生の保護者に対しまして、これは学校がやっているわけではございません。あくまでもPTAがやっていますけれども、PTAの役員の方からPTAの活動についての御説明をして、入退会の手続等についてもお話しされているというふうに聞いております。
 各学校の規約の中に任意と書いてあるかということですか。

◯委員長(小松崎文嘉君) はい、山田委員。

◯委員(山田京子君) 例えば、加入用紙があって、それを出すとか、そういう手続を踏んでいる学校はどこかにあるのでしょうかということです。

◯委員長(小松崎文嘉君) ありますかどうか、それだけお答えください。生涯学習振興課長。

◯生涯学習振興課長 生涯学習振興課です。
 その加入手続につきましても、先ほど部長が申し上げましたとおり、それは学校のやり方でその様式は定めていると思います。学校の実情に応じてやっております。

◯委員長(小松崎文嘉君) PTAがやっているという意味ですね。

◯生涯学習振興課長 そういう意味です。

◯委員(山田京子君) もちろん、学校がやっているかどうかを聞いたのではなくて、情報として御存じかどうかということだったんですが、私が子供を学校に行かせていたときの経験だと、余り記憶がなくて、加入用紙はなかったような気がしたんですけれども、本当に加入脱退の手続があるところがあるのかということを知りたかったんです。
 ないから、この陳情者が言っていらっしゃるんだと思うんですけれども、それで意見を申し上げたいと思いますが、もう10年以上前に、私もPTAにかかわりましたけれども、ずっと長年の懸案ですよね。これは永遠に続くかなと思うようなことで、ただ、少し変わってきているのは、保護者の方で、特に女性の働く方がとてもふえているということやら、あとは、シングルの親御さんがふえていることやらで、本当にきゅうきゅうとして暮らしていらっしゃる方がふえて、とにかく役員にはとてもなれないという実情があるのかなというのは、一つあります。なので、PTAそのものも昔の主婦がたくさんいた時代から、これからは一つ乗り越えて、新しい形のPTAというのを編み出していかなければならない時代だと、私は感じています。
 かつ、一方で、やはりPTAの活動をやることで、とても学校に親近感を覚えたり、先生とよくお話ができたりということで、有意義な部分は本当にたくさんあると思っています。ですから、そういうこともちゃんと打ち出して、いかに楽しく充実したPTA活動ができるかということも片方でやりつつ、やっぱりやり方については、本当に真剣に先生方も一会員として参加していただいて、含めて、どうやったらたくさんの方にかかわっていただけるかということを考えていくべきだと思っています。
 そのためにも、この陳情者の方にも、ぜひPTAの活動にまずはかかわっていただいて、中側から変えていくということを考えていただきたいと思いますので学校を組織として指導ということは、これは別のことでできないことだと私は思いますので、お気持ちは重々わからないではないですが、賛成しかねるというふうに思っております。

◯委員長(小松崎文嘉君) ほかに。黒宮委員。

◯委員(黒宮 昇君) 私も、このPTAの問題と全く同様の問題が、今お話にあったとおり、共働きが大変ふえている状況の中で、町内自治会の組織においても、役員になりたくないがために、私も高齢になっちゃったから退会させていただくとか、同じようなことが起きているのが実情であります。
 そういうことで、PTAまたは町内自治会の組織が必要ではないかというと、その必要性は大いに認めているけれども、役員をやりたくない、PTAの役員になりたくないからというようなことで、やりたくないだけじゃない、できない事情があるということも重々承知の上で言っているわけですけれども、そういうことも現場では多く聞く内容であります。
 私もPTAの会長を2年間やらせていただいて、いろいろ勉強させていただきましたけれども、ともかく、そういう実情がある中で、多くの人がそういう人たちも巻き込んで、何とか盛り上げていこう。今の状況では、町内自治会で結構同じことが起きているわけですけれども、趣旨は大変よくわかるわけでありますけれども、今、山田委員も言っておりましたけれども、ぜひその中に一緒に入っていただきまして、御協力いただきたいと思います。
 ただ、その中で強要するようなことがないよう、お互いに気をつけていただきたいと思います。
 この陳情については、賛同しかねるところでございます。
 以上です。

◯委員長(小松崎文嘉君) ほかにありますか。はい、福谷委員。

◯委員(福谷章子君) 意見だけ言わせていただきます。
 以前、一番ヶ瀬康子さんという学者さんが、PTAと生協活動は民主主義を学ぶ第一歩だというふうにおっしゃっていたのが非常に印象深く、私は記憶しています。
 この陳情者の方が一番大きく勘違いしていらっしゃる点は、アにあります入会していない保護者の児童に対して不利な扱いをされないことというふうにおっしゃっていますが、PTAはそもそも、その学校に在籍する児童のために活動していますので、入会していようと、していまいと、それは差別はしないということは大原則です。
 自動入会の手続があるというふうにおっしゃっていますが、ここにもたくさん役員を経験した方がいらっしゃると思いますが、役員の手間のことだとか、それから入会のしやすさだとかを考えると、原則自動入会にしておくというのは、私はある意味、配慮されている仕組みかなというふうに思っています。
 ただ、それがもし強制というふうにとられるのであれば、そうではないんだよということをPTAの中で皆さんで勉強されるのが私はいいことだと思いますので、まさしく共助の組織に対して公権力が介入することはないというふうに思います。
 請願権は憲法で保障されておりますので、どんなものでも出されることはとめられませんけれども、こういう全てが公で指導して何とかしてくれというのは、これからの私たちの自治社会に対して、ちょっと心配だなということを思いますので、この陳情に関しては賛成することはできません。
 以上です。

◯委員長(小松崎文嘉君) ほかにございますでしょうか。はい、布施委員。

◯委員(布施貴良君) では、意見だけ。
 PTAだとか、美浜区では、圧倒的に保護者会が多いんですけれども、いずれにしても、学校の教科以外で子供たちの健全育成のためには、こういった組織は当然必要であろうというふうに思います。現実問題として、登下校の安全を守っていく。これはPTAに限らないんですけれども、自治会、町内会等もやっておりますが、そういったこと。あるいは、うちのほうでも、夏になるとラジオ体操をやります。これは、やっぱり保護者会と自治会が話し合いをしないとできないことです。お祭りなんかもあります。
 さまざまな形で、やはり子供たちの健全育成をやっていくためには、まずは、親だけというわけにもいかないですから、学校と協力してやっていくことも必要だし、地域の組織も必要であります。そういった意味で、PTAあるいは保護者会が組織されるのは、これは当然であろうというふうに思います。
 ただ、なかなか難しいのは、その役員をどうやるか。私は、余り大きなことは言えない。うちは、女房も含めて一切、保護者会等の役員をやっておりません。共働きで逃げ回っておりましたから、余り言えないんですけれども、しかし、役員さんは当然必要になるわけで、そこが難しいところかなという気はいたしますが、やれない方はやれない事情を地域でも理解しながら協力し合うということが大事だろうというふうに思いますので、強制とかそういったことがあってはいけないというふうに思います。
 それから、事実上自動加入でも、私はやむを得ないと思っています。
 そこで、確かに誤解される面があるのは、自動加入の問題もありますし、それからPTAの活動、保護者会の活動は、学校を中心にやられているし、事務局も教室を使って、PTA、保護者会の事務局が置かれているということが事実としてありますので、そこは誤解する面もあろうかと思うんですが、しかし、一方では、それなしにはなかなかやっていけないという面もありますから、そこはやむを得ない面もあるし、あとは、PTA、保護者会の中で、いわゆる民主的にそれぞれの会員の立場をお互いに考慮し、尊重しながら運営していただくしかないんじゃないか。これは、学校のほうを通じてということにはならないので、教育委員会全体として、やはり保護者との連携をどうするかということの中で考える場を設けていけばいいのではないかというふうに思いますので、いずれにしても、PTAなり保護者会の組織が健全に活発に活動できるような条件整備は、私は教育委員会もやっていただきたいということを申し上げまして、この陳情に関しては賛同はできないということを申し上げたいと思います。
 以上です。

◯委員長(小松崎文嘉君) ほかにございますでしょうか。秋葉委員。

◯委員(秋葉忠雄君) 会派を代表して意見だけを述べさせてもらいます。
 私もPTAを高校まで全部で8年もやっていましたけれども、そもそもPTAというのは自主的であって、自立的な任意団体ですので、教育委員会に全てをこういうふうにがっちりと一過性というか、一つのルールに基づいて教育委員会が全部資料を作成して指導するということ自体が、まず違っていると思います。
 この陳情につきましても、皆さんが言ったように、PTAの中で本当に話し合って解決する問題であって、個人的な感情を含んだ文章が多く見られますので、こういうような陳情というのは、制度には私はそぐわないと思いますし、会派としては、陳情第5号については不採択の意見でございます。

◯委員長(小松崎文嘉君) それでは、ほかに御発言がなければ採決いたします。
 お諮りいたします。陳情第5号・PTAへの入退会に関する陳情を採択送付することに賛成の方の挙手を求めます。

                 [賛成者挙手]

◯委員長(小松崎文嘉君) 賛成なし、したがって、不採択と決しました。
 案件の審査は、以上で終了いたします。
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ちなみに、千葉市の教育委員会事務局の生涯学習部の生涯学習振興課は、2012年3月30日に、「申し訳ございませんでした」という言葉を交え、こう述べている。
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PTAは任意団体であり、加入を強制するものではございません。
学校又はPTA役員からの説明が、強制加入と感じられたとのこと、誠に申し訳ございませんでした。
また、学校が、PTAに加入しないことを理由としてお子さんへの対応が変わることは一切ございません。
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see⇒ぷ~た川柳712:日本PTA史に残る千葉市

・・・つまり、千葉市の教育委員会は、
   ・「学校」や「PTA」に【指導】はできない
   ・「学校」や「PTA役員」になりかわって【申し訳ございませんでした】は言える
――ということなのかしらん。
「独立した団体/組織の自主性・自律性・自立性を尊重する」ならば、その団体/組織になりかわって「申し訳ございませんでした」と言っちゃいけないよね。
ことここに及んで、「なりかわってしまって申し訳ございませんでした」と言って【昨年、なりかわって謝罪したこと】を謝罪しようとでもいうのだろうか(苦笑)。

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