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とどくとおもう Ⅱ

Full of Junk and Nothing

ぷ~た資料1060-01:優れて憲法的なテーマ(1)

佐藤が名著と評し(参照)た≪未完の憲法≫(2014.05.03初版発行)について<murrielzブログ>140502F付エントリが読後感を述べている。
以下、その抜粋。
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本書での木村氏の認識や発言については、雑に感じるところもなくはありませんが(とりわけヘイトスピーチやPTAに関するくだり)、多少のハレーションは恐れずに、若い感性で今後もどんどん問題提起をしていってほしいと思います。
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・・・「PTAに関するくだり」で「木村氏の認識や発言については、雑に感じるところもなくはありません」ということらしい。

そこで、本エントリと次エントリ次々エントリの3回に分けて≪未完の憲法≫(140503初版/同05152刷,潮出版社)のp.108ℓ.8-p.112ℓ.2を抜粋し紹介することにした。
原書はタテ組。原文にあるルビは省き、原文の「木村」「奥平」は「▼」「▲」に置換した。
適宜改行etc.byFJN。
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公共性と個人の自由の関係
▼ 私は最近、ひょんなことからPTAにかかわることになりました。
学校の生徒の保護者と教職員の集いであるPTAですね。
その中で、公共団体の過剰な保護という問題に直面しましたので、少しお話しします。
PTAというのは、強制加入制を敷いています。
それは当然、厳密に言えば違法なわけですが、保護者を強制的に加入させた上で、親御さんたちに過剰な参加を求めたり、参加しない親御さんについては子どもにも親にも嫌がらせをしたりするという現状があります。
▲ 一種のイジメだ。それでは、子どものイジメ問題を解決するどころじゃないですね。
▼ はい。そもそもPTAは任意加入制にしてしかるべきですし、入らない人を排除するなんてことは言語道断です。
学校という公共の場を借りて活動する団体であるにもかかわらず、公共性ということからかけ離れた話です。
そもそも「会員限定サービスの団体」なら、本来は公共の場である学校では活動できないはずです。
それに、憲法に保障された「結社の自由」は「結社しない自由」も含まれています。
……とまあ、憲法学者らしくそのような話をしますと、PTAの現場でたいへんな反発をくらうわけです。
▲ どのような反発ですか?
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コメント


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へえ、このような本が出ていたのですね。ちょっと読んでみたいです。ご紹介ありがとうございました!
初版日が5月3日となっていますが、ブログ記事は2日に書かれているようですね?どちらかの間違いでしょうか。
また、初版日が04年と書かれている箇所が3か所あるように思います。

ぶきゃこ | URL | 2014年06月22日(Sun)05:59 [EDIT]


Re:

ぶきゃこさん、ども!

誤記の御指摘に感謝します。
エントリアップ時に【040503初版】と記した箇所を【140503初版】と正しました。
ありがとうございました!!

初版日が5月3日の本を3日よりも前に手に入れて読み、ブログ記事を2日に書くことは可能です。
ほとんどの新刊書物は、その書物に明記された発行日よりも前に発売されます。
月刊誌でいうと、1月号は前年12月に発売されます。
その辺に変な面白さがあると思います。

FJN | URL | 2014年06月22日(Sun)11:17 [EDIT]


FJNさん、早速ありがとうございました!
なるほど、一般書籍も月刊誌みたいな版付けになってたのですね!ちっとも知りませんでした。教えてくださってありがとうございます^o^

ぶきゃこ | URL | 2014年06月22日(Sun)11:30 [EDIT]


Re:

ぶきゃこさん、ども!

今さっき現在、出版社のサイト↓では【発刊日:2014年04月05日】と紹介されていました。
  http://www.usio.co.jp/html/books/shosai.php?book_cd=3836

FJN | URL | 2014年06月23日(Mon)17:03 [EDIT]