fc2ブログ

とどくとおもう Ⅱ

Full of Junk and Nothing

ぷ~た論29:ポイント制/受忍限度

4年前の時点では、まだ「ポイントゲットは義務ではありません」という歯止めがあったようだ。
 cf.http://www.wmstyle.jp/archives/2005/05/17_141815.php
「公害」系の世界では「受忍限度」という考え方がある。
  http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=1227
裁判が絡むと玉虫色に活用される考え方のようにも見える。
【極めて悪質であるが受忍限度を超えていない】
【著しく悪質で違法性の程度が極めて高い件については受忍限度論を用いるのは適切でない】
【被害が一般社会生活上受忍すべき程度を超えるものかどうかによって決すべき】
――などと用いられている。
  cf.http://www.soumu.go.jp/kouchoi/substance/chosei/pdf/basic/basic_01.pdf

私見では、ぷ~た史(和風PTAの歴史)を鳥瞰すると、「知力・体力・精神力を含む人間存在」の「受忍限度」を試し計るような「人体実験」が、時に波の強弱や凪はあれ、ショ~コリモナク延々と続けられてきているような気がする(苦笑)。
近年は、政治家(各種大臣/首長)、議員(国会/地方議会)、教育委員会の教育委員、官僚/役人、学者(政治学/経済学/社会学/教育学etc.)が、この「人体実験」に荷担している観がある。
私は「学者」とは、概して「真理を究めたい動機から、悪魔に魂を売る類いの誘惑に対しても極めて脆弱であるという特性を持つ知識人」かもしれない――と思うので、この「人体実験」に学者連中が荷担する現象には一定の理解を持つ(憫笑)。思考や分析や判断は、したいだけすりゃぁいいゼ、ただし思考・分析・判断の基とした記録やデータは正確に保存しておいて、後日、自他の検証に供してくれよナっ――と言いたい。もちろん私は、上記した「学者」とは違う特性を持つ「知識人」のほうが圧倒的に多いと考える。
「政治家、議員、教育委員会の教育委員」は、まず「資格制度を導入しなよ、学力テストを受けて得点を公表しなよ」と意見したい傾向濃厚の御立派連中が少なくないゆえ「人体実験」に荷担している罪は軽いと御本人方は自己認識していらっしゃるかもしれないけれど、淡々と「アカウンタビリティはアンタらにあるんだよっ」と、俄か理解の用語「アカウンタビリティ」を使いながら(自嘲)言明して進ぜる。
で、私は今のところ、我ながら驚くのだけれど、圧倒的に多い「知識人」(=上記した「学者」とは違う特性を持つ「知識人」)を、
「官僚/役人」と「学校教員」と「単位ぷ~た一般会員」
――だろうな、と考えている(微笑)。
したがって、「官僚/役人」と「学校教員」と「単位ぷ~た一般会員」が、それぞれの現場で、さりげなく何気なくノラリクラリと、この「人体実験」の進行に、協力しているように見せるものの実は抵抗している――といった生体反応を呈することに期待している。
なお、「単位ぷ~た」の「一般会員」以外の面々に対する私見は本blog過去記事↓に書いた。
                       http://todoct.blog85.fc2.com/blog-entry-223.html
なおなお、【ぷ~た活動のポイント制】に関して、私は以下のように判断しています。
  極めて悪質、または、著しく悪質である!
  違法性の程度が極めて高い!
  受忍限度を試し計る人体実験の1つである!
だから、【ぷ~た活動のポイント制】を朗々と謳うプ~タ(和風PTA)しかない公立学校に子供が進学することが事前に判ったら、さりげなく何気なくノラリクラリとした生体反応を呈します…。
…まずは転校を考えるね、事後でも考えるかもね(微笑)。
 cf.孟母三遷 http://ja.wiktionary.org/wiki/%E5%AD%9F%E6%AF%8D%E4%B8%89%E9%81%B7
        http://100.yahoo.co.jp/detail/%E5%AD%9F%E6%AF%8D%E4%B8%89%E9%81%B7/
      http://www.katch.ne.jp/~kojigai/moubo.htm

スポンサーサイト



PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

関連資料

【ポイント制導入についての議案】という書類があるので、固有名称を伏せる形で全文紹介する。
*********************************************
以下、議案については、2月4日運営委員会にて、全員一致で可決されました。
尚、役員選出方法については、7月を目処に役員選出細則を改正いたします。
≪ポイント制の説明≫
「ポイント制」とは、PTA会員である全保護者が均等に委員及び役員の仕事を分担し、PTA活動を行うことを目的として設ける評価システムです。子どもが卒業するまでに、全保護者に規定数のポイントを獲得していただくことになります。
≪ポイント制導入の経緯≫
毎年、役員・委員選出が困難であることから、役員会・各委員会の仕事のスリム化、均等化、お手伝いの充実を根底に置き、ポイント制を導入することになりました。また、残念なことにお手伝いを募っても、当日来ない方がたくさんいるというのも現実問題として無視することはできません。そこで、お手伝いもポイント制にすることにいたしました。
《ポイント制導入の目的》
毎年難航する役員・クラス委員選出を円滑に行えるようにする為には、全保護者に均等に役割分担をしてもらうことを明文化し、情報を開示、管理、共有して、公平なPTA活動への参加を認識してもらうことが必要だと思います。私たちの目指すところは、「敷居の低いPTA活動」「皆ができる範囲で貢献しよう!」という、参加しやすく、負担が少なく、できれば楽しいPTA活動だと思いますので、よりよい、効率的な「【固有名称】小学校モデル」のポイント制を作っていけたらと思います。
*********************************************
全員一致で可決、PTA会員である全保護者、均等、役割分担、評価システム、管理、共有、公平、効率的…スゴイなぁ(笑)。
一番スゴイのは「参加しやすく、負担が少なく、できれば楽しい」かもしれない。
貢献の無理強い…「ぷ~たシンドローム」だよなぁ(吐息)。
【罰則】みたいのはあるのかなあ。たしか「良心的兵役拒否者」には代替行動が保障されているよなぁ。
こういった「和風PTAのポイント制」系愚挙の暴走を、
ぷ~た当体には進行しているような気にさせといて実質は破綻させ無化させる、
という教育的指導を優しく巧く行うのが、かつては、学識教養ある一般的学校長だったんだがなあ。最近はどうなんだろ?

FJN | URL | 2009年04月02日(Thu)15:32 [EDIT]