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とどくとおもう Ⅱ

Full of Junk and Nothing

閃き検索(846)――聾啞と太鼓

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なだの≪専門馬鹿と馬鹿専門―つむじ先生の教育論≫(2005)のp.22-p.29「太鼓は腹で聴く」が面白い。坂岡(参照)が【和太鼓はぐるま】を始めるきっかけを書いている。

手話を覚えて聾啞者と交流しはじめた坂岡は、ある時、聾啞の子が太鼓のリズムに合わせて手を打ち膝を叩くのを見た。
彼女は「音が聞こえるの?」と尋ねた。
「耳には聞こえないけれど腹に聞こえる」という答えが返ってきた。
坂岡は太鼓の指導者に「聾啞の子に太鼓を教えてやってほしい」と頼んだ。
指導者は「アナタになら教えてもいい。で、アナタが聾啞の子に教えるといい」と言った。

以上の経緯を綴った後、なだは以下のように書く。
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幸せな偶然というものが人生にはあるものだ。しかし、ただの偶然だけではなにも生まれない。坂岡さんには優れた観察力があった。聾啞の幼児が、太鼓の演奏を聞いてリズムをとるのを見つけるなんて、なみなみならぬ観察力の持ち主だ。
こうして彼女は自分で打ち始めた太鼓にのめり込み、そして聾啞の子どもたちや、その他の障害をもった子どもたちに、太鼓を教えるようになった。
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