とどくとおもう Ⅱ

Full of Junk and Nothing

日本人の3バイアス

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日本人には以下に述べる三つのバイアスが顕著であるという。
正常性バイアス、同調性バイアス、同化性バイアスの三つのバイアスである。

正常性バイアスとは、危険なものであっても、それが危険でない、正常なものだと考えてしまう傾向のこと、また一度正常なものと誤って認識するとさらなる正常の逸脱であっても正常の範囲内であると思い込んでしまう傾向のことである。人々の注意は、すばやく動くものに対して多く向けられる。しかしながら、ゆっくり、じわじわ近寄ってくる脅威には無頓着である。これを正常と捉えると取り返しのつかないことになる。これは火事の現場で時折起こるバイアスである。多くの人が臭いや煙に気付いていても「魚を焼いているのだろう」、「バルサン(殺虫剤)を炊いているのだろう」などと判断し、初期消火に失敗してしまうことがある。これは典型的な正常性バイアスである。

同調性バイアスとは、まわりの人々に強く影響されるバイアスのことである。危険が近寄ってきたとき、まわりの人々が動けば、自分自身が感じていた「変だな」という感情が確認され、人間は避難行動に移ることができるという傾向である。逆に、自分自身が危険を察知しても、まわりの人々が動かなかった場合、「自分は取り違いをしたのかな」と思ってしまうことがあるということである。集団志向の強い日本人には特にこの傾向が強い。津波到来時に我先に逃げる重要性は、このバイアスから見ても正しい。

同化性バイアスとは、異常を背景の中に埋没させてしまう傾向のことである。異常を発見してもシルエットのように背景に埋没させ、無意識のうちに心理的負担を軽減させてしまうのである。これによって異常であることに気付かず、被害を大きくしてしまうことがある。日常から意識的にリスクを発見できる能力がないと、このバイアスは乗り越えられない。

平和慣れしてしまっている日本人にはこの三つのバイアスが特徴的で、危機に対して脆い傾向にある。
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see⇒http://www.mskj.or.jp/report/3272.html
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