とどくとおもう Ⅱ

Full of Junk and Nothing

哲学とは補助線みたいなもの

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私は,哲学というのはこういうものではないかということを近頃思っているのです。
幾何学で言うと補助線というのがあります。
補助線というのは,与えられた図形の中での線のようにちゃんとしたリアリティは持っていないのですが,それを引くことによって,与えられた図形の中に潜んでいた,あるいは隠れていた構造みたいなものが浮かび上がってきて見えるようになる。
哲学というのは,社会とか歴史といったものの外に引かれる一種の「補助線」みたいなものではないかという気が,近頃しているのです。
自分の中にある哲学というものについてのイメージを一番うまく言い当てようとすると,こういう言い方が一番当たっているような気がします。
それ自体は歴史なり社会の中で現実的な存在を持つわけではない,リアリティを持っているわけではないのですが,しかし,その補助線が引かれることによって,そのリアルなものの中に潜んでいた構造が,それまで見えなかったものが見えてくるような,そういう役割を果たすのが,どうも哲学というのではないかなという気がしているのです。
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