とどくとおもう Ⅱ

Full of Junk and Nothing

フロイト読解

仏教徒のアーナンダ(阿難)志向やクリスチャンの原罪観念を理解するための補助線ヒント。
神道信者の殉死礼讃傾向も理解できそう。
以下、私家版・ユダヤ文化論≫(2006,文春新書519)のp.211から。
〔 〕内は原文傍点。
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私たちは〔愛する人間に対してさらに強い愛を感じたいと望むときに無意識の殺意との葛藤を要請する〕のである。
葛藤がある方が、葛藤がないときよりも欲望が亢進するから。
親しい人に対する殺意や敵意が誰にでも潜在的にあって、それが抑圧されるというような単純な話ではおそらくない。
まず愛情や欲望があり、〔それをさらに亢進させようと望むとき〕、私たちはそれと葛藤するような殺意や敵意を無意識的に呼び寄せるのである。
通常、愛する人と死別した後、私たちの死者に対する愛情は生前よりも深まる。
死者を深く哀悼することに私たちは全身全霊をあげて打ち込む。
〔もっともっと愛したい〕と私たちは欲望する。
そのような激しい欲望の中で、私たちは死者に対する愛情が爆発的に亢進する心理的な「劇薬」へと無意識のうちに導かれる。
それは、「私はひそかに愛する人の死を願っていたのではないか」という自責に灼かれることである。
このような無意識的な殺意はもちろん全力をあげて抑圧されねばならない。
抑圧のために、備給しうるかぎりの愛情がそこに注ぎ込まれる。
私は死者に対してこれほど豊かな愛情を抱いていたのだという確信を得るために、私たちは「愛する人の死を願う」無意識的願望を道具的に利用するのである。
フロイトはそのようにも読める。
私はそのように読んだ。
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・・・【殺意】は【希死念慮】や【願死心】といってもよかろう。
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遺体の取扱いのご相談についてのご回答

平成28年1月14日に法律相談センターで承りましたご質問について,以下ご回答致します。

御質問1.遺体の運搬方法に法的規制があるか。葬儀屋からは「死亡診断書があれば個人でも運べる。」との説明を受けたが本当か。
御回答1.遺体の運搬方法自体に法的規制はありません。ただし,遺体を炎天下に長時間放置したり,悪路で運搬したりすることにより,死体を傷付け る(腐敗を促進させる)行為は,刑法190条の死体損壊罪に該当する可能性があります。

御質問2.葬儀後に火葬場へ遺体を運ぶ際にも霊柩車を使わなければらないか。費用の節約のために,できれば個人の車を使いたい。
御回答2.必ず霊柩車を使う必要はありません。上記の死体損壊罪に気を付ければ,個人の車で運ぶことができます。

御質問3.遺体は必ず火葬しなければならないか。
御回答3.必ず火葬しなければならないわけではなく,土葬も可能です(墓地,埋葬等に関する法律第2条第1項,第3条参照)。
御回答は以上です。遅れて申し訳ございませんでした。

弁護士 ソーナンダ

ドーナンダ | URL | 2016年05月01日(Sun)03:38 [EDIT]