とどくとおもう Ⅱ

Full of Junk and Nothing

「PTA死ね!!!」の系譜――02

吉本隆明全集12[1971‐1974]p.407から。
*********************************************
まだ居やがった。
死ね。
お前たちは、淀川長治以下なのだ。
淀川長治には、映画やテレビが好きで好きでたまらないものの良さがある。
お前たちには、映画やテレビが好きで好きでたまらないものの良さもなければ、〈革命〉者の厚みもない。
あるのは駄ぼらだけだ。
お前たちの駄ぼらの構造は単純だ。
主体性唯物論者が、じぶんの実感や現実体験を理論のなかに流入させるところから始めるのに、
おまえたちは、世界図式から始めて、差別、被差別、窮民、非窮民、帝国主義、植民地で世界図式を二色にわけているだけだ。
もちろん、お前たち自身は、はじめから〈亡霊〉だから、この図式のどこにも入らない。
つまり、デザイナー気取で製図板に向っているつもりになっている。
〈亡霊〉のくせに、飯を喰って、おまけに、やくざ映画など、抜目なく観てやがるのだ。
もう一度云う。
死ね。
*********************************************
初出は1972年11月5日<試行>第37号。
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する