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とどくとおもう Ⅱ

Full of Junk and Nothing

事務局長は人権擁護委員

熊本市PTA協議会サイトで広報紙の最新号を読み、事務局長の留任人事を知った。
この留任は喜ばしい。
熊本市PTA協議会の当該事務局長は熊本市の人権擁護委員でもあるからだ。
熊本市議会の会議録検索ペイジで【市PTA協議会事務局長】を検索語にサーチすると以下の文が読める。
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次に、諮第10号につきましては、平成28年9月30日をもちまして任期満了となります高木徳文氏の後任として、新たに森川和憲氏を人権擁護委員の候補者として推薦しようとするものであります。
森川氏は、昭和25年の生まれで、昭和48年に熊本大学教育学部を卒業後、阿蘇郡一の宮町立一の宮中学校教諭となられ、以来、本市教育委員会事務局学校教育部指導課指導主事、熊本市立慶徳小学校校長などの要職を歴任され、平成23年に退職されました。現在は、熊本市PTA協議会事務局長などとして活躍されております。
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いわゆる「熊本PTA訴訟」は2014(平成26)年に提訴された。
熊本PTA訴訟が満天下に明らかにしたのは公立小学校(熊本市立帯山西小学校)のPTAの会長をしていた熊本大学法学部教授(岡田行雄さん)も、その同僚の同大同学部教授(大日方信春さん)も「人権感覚が相当マヒしていて人権についてボーンヘッド」という事実だった。
2016(平成28)年2月に出された地裁のいわゆる「ユウコ判決」(by判事の西前ゆう子さん;クマモト市の夜空に参照)もボーンヘッドで、原告はすぐさま控訴した。
ところが2016(平成28)年秋口の、上掲した熊本市の人権擁護委員の新人事――つまり熊本市PTA協議会事務局長を新たな人権擁護委員にする人事――が確定すると、それから半年も経たないうちに原告勝訴に近い内容の和解が高裁で成立した。
私は『PTA連合体の事務局長が人権擁護委員である、というのは好いなぁ。すこぶるパワフルかもしれないなぁ』と思った。
今年の1月、公立小学校(熊本市立託麻西小学校)のPTAの会長が「人権にボーンヘッド」丸出しの差別文書を学校で配布した。学校での配布を許可したのは学校長だから、学校長がボーンヘッドであることも露見した。
差別文書は西日本新聞などが大きく報じた。
そして3月、年度末で託麻西小学校の学校長は定年退職し、4月の年度始めから熊本市教委育委員会事務局に教育政策課の主任主事として再雇用され、自動的連動的に今年度の「熊本市PTA協議会の参与」というポストにつけられた。この事実も熊本市PTA協議会サイトで広報紙の最新号を読めばわかる。
事務局長と参与は会議やイヴェントで顔を合わせる。挨拶を交わす。
かたや人権擁護委員の元校長、かたや人権ボーンヘッドの前校長。
参与は、事務局長と同席するだけで人権教育を受けている感じになり、事務局長のことを思い出すだけで人権学習に勤しんでいる感じになるだろう。
この熊本市教育委員会事務局の天下り系再就職アレンジも『おもしろい』と思う、私は。
んで、託麻西小の前校長である教育政策課主任主事に「人権ボーンヘッドを正すのガンバレよ、くらさん!」と事あるごとに声をかけて励ましてやりたい。
ちなみに託麻西小の昨年度ある時期までの学校だよりの名称が「くらさん」で文責者は学校長(倉橋宏明さん)だった。

cf.――

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