
2003年ごろからあった【子ども理解のための指導・支援カルテ】について、
2009年になってこんなことを言ったらしい。
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「どのように扱われ、
保存されているのか分からない。
資料が独り歩きする可能性もあり、
教育的な成果について疑問が残る」
と同カルテの意義を疑問視。
「教育は信頼関係から成り立つ。
行政は、
教職員が子どもと向き合う時間をつくれるように努力してほしい」
と要望した。
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けっこう信じ難いコメントだ。
2003年から5年以上、この御仁は何の疑問も持たずにいたのだろうか。
そんな人物が、今頃になって、どうして突然「疑問視」なんかできるわけ?
できるわけないじゃん、疑問視力がなかったんだろ?
『疑問視する力がなかった』という自覚すらないんだろ?
――と私は思う。
私が「行政」ならば、期に便乗してキ~タセリフをノタマうこの手の御仁は丁重にシカトさせていただくね。
「御もっともです」と言ってから『?!』とガン飛ばして終わり、だよ(微笑)。
↓当該報道記事【指導カルテ問題、全市町村教委に聴取へ】の転写貼付↓
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指導カルテ問題、全市町村教委に聴取へ 2009年5月26日
西原町教育委員会が25日、「子ども理解のための指導・支援カルテ」の町内全小中学生分を廃止する方針を決めたことを受けて、同カルテを導入した県教育委員会の金武正八郎教育長は同日夜会見し「市町村教育委員会には自主性があるので判断を尊重したい」とコメントした。その上で今後、全市町村の教育委員会からカルテに対する見解を聞く考えを示した。一方、カルテの見直しを求めていた沖教組やPTAからは評価する意見もあった。
午後10時すぎに県教育庁で会見した金武教育長は、西原町教委の判断に対し「ある程度予想はしていた」と冷静な表情を見せ「町の個人情報保護審査会の答申を踏まえ、慎重に検討した上で判断されていると思う」と語り、同町教委の判断を尊重する考えを示した。
しかし、県教委が所管する県立高校の全生徒を対象にした「生徒理解・支援カルテ」については「生徒を理解する上で大きな役割を果たしている。見直すべきところは見直して、できるだけ継続したい」と話した。その上で「県の個人情報保護条例の全部改正など導入後の社会変化があった。個人情報の集め方に問題がないか、条文との整合性を確認しているところだ」と語った。
「教職員の多忙化の原因になっている」として同カルテの見直しを求めていた沖教組の山本隆司委員長は「(独自に廃止の方針を打ち出した)西原町教委の姿勢は、地方分権の中の行政の在り方として評価できる」と強調した。その上で「同教委の方針は今後、ほかの市町村の方針にも影響を与える可能性がある。各市町村で主体的に議論し、良い結論を出してほしい」と語った。
大田守県PTA連合会会長は「どのように扱われ、保存されているのか分からない。資料が独り歩きする可能性もあり、教育的な成果について疑問が残る」と同カルテの意義を疑問視。「教育は信頼関係から成り立つ。行政は、教職員が子どもと向き合う時間をつくれるように努力してほしい」と要望した。
県内11市の教育長で構成する県都市教育長会の会長を務める桃原致上那覇市教育長は「自治体の教育委員会が主体性を発揮して出した方針。評価する立場にない」とする一方、「この問題について意見を交わす場を早急に持ちたい」と同教育長会でも指導カルテの取り扱いを検討する方針を示した。
**************** (c)ryukyushimpo ****************************************
cf.http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-145061-storytopic-1.html
…この会長はIM市の議会議員と姓名が偶然に一致するけれど、断固別人だと私は推理する。
これでも倫理学徒の端くれだゼ私は(微笑)。


